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コンパクトでも多機能な最新ミラーレス一眼3機種をレビュー 第3回

従来機からAF速度が劇的に向上! キヤノン「EOS M5」をチェック

2016年11月02日 10時00分更新

文● 周防克弥

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新しいAPS-Cセンサーの実力は!?
EOS M5の画質をチェック!

 撮像素子はAPS-Cサイズで有効約2420万画素。画像処理エンジンには最新の「DIGIC 7」が採用されている。処理能力の向上によって高感度の解像力が向上し、常用感度ISO 25600を実現。暗いシーンのAF性能も向上している。

感度別撮影サンプル

ISO 100

ISO 100

ISO 200

ISO 200

ISO 400

ISO 400

ISO 800

ISO 800

ISO 1600

ISO 1600

ISO 3200

ISO 3200

ISO 6400

ISO 6400

ISO 12800

ISO 12800

ISO 25600

ISO 25600

 感度はISO 100~25600まで設定できる。ノイズはISO 800あたりから出はじめているが、目立ってくるのはISO 6400以降。ISO 12800以降ではかなりノイズが載ってくる。

 ISO 25600では偽色も派手に発生し、ディテールへの影響はISO 1600あたりから出てくる。画質をキープするならISO 800以下で撮るのがよさそうだ。

「EF-M18-55mm F3.5-5.6 IS STM」(広角側)

F3.5

F3.5

F4.0

F4.0

F5.6

F5.6

F8.0

F8.0

F11

F11

F16

F16

F22

F22

 新製品でありレンズキットに含まれる「EF-M18-150mm F3.5-6.3 IS STM」はまだ撮影可能機材がなかったので、今回は従来モデルの「EF-M18-55mm F3.5-5.6 IS STM」を使用している。念のため、レンズとの組み合わせをチェックしてみよう。

 F11以降で回折現象の影響が出はじめてきている。画像処理エンジンのDIGIC 7では絞り込み時の回折現象を補正する処理が導入されているようだが、それでも絞りすぎには注意が必要だ。あまり絞ってない画像では遠景の解像力はかなり高くてシャープだ。

「EF-M18-55mm F3.5-5.6 IS STM」(望遠側)

F5.6

F5.6

F8.0

F8.0

F11

F11

F16

F16

F22

F22

F32

F32

F36

F36

 こちらも同様の傾向。F16くらいまではかなり高い解像力とシャープネスがあるがそれ以上絞るとボケていってしまう。

クリエイティブフィルターの撮影サンプル

ジオラマ風

ジオラマ風

トイカメラ風

トイカメラ風

水彩風

水彩風

油彩風

油彩風

魚眼風

魚眼風

ソフトフォーカス

ソフトフォーカス

ラフモノクロ

ラフモノクロ

写真に特殊効果を付与できる「クリエイティブフィルター」。7種類あり、それぞれ個性的な効果となる。

HDRの撮影サンプル

ノーマル

ノーマル

ナチュラル

ナチュラル

ビンテージ調

ビンテージ調

絵画調

絵画調

グラフィック調

グラフィック調

油彩調

油彩調

 HDR機能も利用できるがシンプル。合成に使ったオリジナルの保存機能はないので注意が必要だ。

 これ以外にも基本的な撮影機能は一通り揃っている。キヤノンではお馴染みの見た目で確認しながら効果を確認できる「クリエイティブアシスト」や秒間7コマの連写機能、すべてカメラ任せの「シーンインテリジェントオート」も搭載されている。

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