LINEのアカウントの連携をする
LINEモバイルの特徴でもあるLINEとの連携は自分でやらなければならない。LINEのアプリを使いはじめるやり方は通常とほぼ一緒だが、LINEモバイルからのアクセスでは、最初のSMS認証がスキップされる。
年齢認証のところなどでは「利用コード」が求められ、契約者連携では「LINEモバイル」のログインIDとパスワードが求められる。
連携には「契約者連携」と「利用者連携」の2つがあり、アプリから両方の手続きをしなければならない。別々に分かれていることで、利用者が子供、契約者が保護者というケースにも対応しやすい。
詳しいやり方は公式サポートページを見てもらうとして、手順としてはLINEモバイルの公式と「友だち」になり、利用コードやLINEモバイルのログインIDを入れていく。IDは「LINEモバイル」のものとなるので間違えないようにしたい。
利用者連携まで済ませると、データ残量がLINEのトークで確認できるようになる。
現在のところ十分に速い速度が出ている
LINEが使える特徴はわかったが、問題は速度でもある。早速速度を計測してみよう。
ドコモ版「Xperia Z3」にLINEモバイルと主要な格安SIMを装着、速度測定アプリ2種で測ってみた。
まず驚いたのは混雑時の速度が速いということ。LINEモバイルはNTTコミュニケーションズの協力のもとで提供しているとされているが、同じNTTコミュニケーションズの「OCNモバイルONE」とはまったく違う速度の傾向を示している。
まずは早朝。ここまで速い速度の実用性に意味はないが、早朝の速度は他を圧倒している。想定よりもユーザー数が少ないためか、非常に速い数値が出ている。
そして、格安SIMの実力が問われる昼休み。特に食事が終わって一息つく12時30分から13時までの間を測定してみると、格安SIMはかなり速度が落ち込んでいるが、LINEモバイルはそうなっていない。もちろん、この良好な状態が続くとは言えないのだが、しばらくは良好な状態で使えそうである。
夜の駅前での計測では、ドコモ契約のspモードにはかなわないものの、混雑時間帯にもかかわらずきちんと速度が出ている。
おそらく、もう少しユーザーが多くなった場合を想定して回線を用意したが、まだサービス開始まもないため、余裕があると思われる。これがいつまで続くかわからないが、今後も期待できるかもしれない。
定番格安SIMのひとつになりそうなLINEモバイル
利用料金的には、SNSのデータ伝送分を入れれば、割安になることもあるLINEモバイル。現在のような良好な回線速度がどれだけ続くかは、もう少しの期間、見極める必要があるが、LINE、Twitter、Facebookを多用する人には有利な格安SIMとなる。
機能面での弱点は、低速通信モードに切り換えて高速通信容量を節約する術がないことくらい。LINEのトーク画面でのチャットによるサポートや、通信量の残容量がLINEの中で確認できることなど、LINEにはまってる人にはありがたいサービスだ。
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