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松村太郎の「西海岸から見る"it"トレンド」 第133回

Apple Payが間も無く日本にもやってきます

2016年10月05日 19時00分更新

文● 松村太郎(@taromatsumura) 編集● ASCII.jp

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でも、筆者のようなPASMO派はどうしよう

 さて、筆者が以前東京に住んでいたとき、東京メトロ沿線で、かつ特に半蔵門線を中心に地下鉄を使って生活していました。なので、Suicaを所持しておらず、手元にあるのはANAのクレジットカードにPASMO機能がついたカードです。オートチャージも便利でしたし。

 コンビネーションのカードを選んだ理由は、財布の中のカードの枚数をなるべく減らしたかったからです。その上でANAのマイルをPASMOにチャージしたり、メトロの乗車ポイントをコツコツ貯めていたわけです。

 しかしApple PayがサポートするのはSuicaのみ。PASMOを取り込もうとしてもうまくいかない“はず”です(まだ実際に試したわけではないので)。Apple PayにSuicaを読み取らせようとする場合は、まずはSuicaを入手するところからですね。

 でも、コンビネーションカードなので、ANAカードは所持し続けるとすれば、iPhoneにSuicaを設定しても、財布の中身のカードの枚数は減りません。また、乗車ポイントなども付かなくなります。Apple PayのSuicaはアプリでの残高チャージが可能なので、オートチャージ機能はつくかもしれませんが。

 これはPASMO派に限った話ではなく、日本全国の地元のIC乗車券ブランドのカードを持っている人たちにとってもおなじ悩みを抱えることになります。

電話、時計、どっち?

 もう1つの悩みは、iPhone 7とApple Watch Series 2のどちらにSuicaを設定するか、です。

 米国の仕様と同様であれば、クレジットカードは複数のデバイスに対して同じカードを登録することができます。しかしSuicaは、1枚のカードは1つのデバイスに登録するしかありません。つまり、iPhoneで使うか、Apple Watchで使うかを選ぶ必要があるというわけです。

 当初はiPhoneの方が良いんじゃないか、と考えてきましたが、Apple Watchを改札にかざして通過できるというのは、未来っぽいシーンになりそうな気がしています。通常の決済と違って、指紋認証も、時計のサイドボタンのダブルクリックも不要で改札が通れることを考えると、手首を返して改札通過が最もスマートです。

 ただ、日本の改札の読み取り部分は右側にあるため、筆者のように左手に時計をしている人は、多分、というか絶対に通過しにくいと思います。体を捻らないとなりませんからね。

 それも含めて、早く日本で試してみたいです。


筆者紹介――松村太郎

 1980年生まれ。ジャーナリスト・著者。慶應義塾大学SFC研究所上席所員(訪問)。またビジネス・ブレークスルー大学で教鞭を執る。米国カリフォルニア州バークレーに拠点を移し、モバイル・ソーシャルのテクノロジーとライフスタイルについて取材活動をする傍ら、キャスタリア株式会社で、「ソーシャルラーニング」のプラットフォーム開発を行なっている。

公式ブログ TAROSITE.NET
Twitterアカウント @taromatsumura

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