実際の実力はどうなのか? ベンチマークで検証
10万6000円の12.5型2in1、東芝dynabook RZ82/Aの性能に迫ってみた!!
2016年09月15日 10時00分更新
東芝の12.5型2in1「dynabook RZ82/A 2016秋 Webモデル」(以下、dynabook RZ82/A)は、東芝ダイレクト限定のWebオリジナルモデルだ。タブレットとキーボードが分離するデザインを採用しており、本体はCPUはCore m7-6Y75搭載の薄型タブレットとしても利用できる。そこで、実際の実力はどうなのかということで、ベンチマークで検証してみた。
何度か触れているが、dynabook RZ82/Aの注目ポイントのひとつとしては、その価格が挙げられる。東芝ダイレクトの直販価格14万4000円(税別)からなのだが、Room1048会員価格は10万6000円(税別)からと強烈にリーズナブルになっているのだ。購入を考えている方は、Room1048会員になることを強くオススメしたい。
まずは、「Windows エクスペリエンス インデックス」で小手調べ
dynabook RZ82/A試用機のCPUは、第6世代のCore m7-6Y75で、メモリーは8GB、SSDは256GB。低消費電力ながら第6世代となってパフォーマンスが向上したCore mプロセッサーを採用したことで、薄型の2in1マシンながら必要十分なパフォーマンスが期待できる。メモリーやSSDの容量は、このクラスだと一般的なものだろう。
最初は「Windows エクスペリエンス インデックス」でチェックしてみた。Windows 10にはGUIツールが用意されていないので、コマンドプロンプトからWindowsシステム評価ツール(WinSAT)を実行してPowerShellで表示している。グラフィックス(GraphicsScore)の値が少し低いが、おおむね良好な結果といえるだろう(ゲーム用グラフィックスについては、WinSAT.exeでは正しく計測できないため、無視して構わない)。
試用機のWindowsシステム評価ツール(WinSAT.exe)の結果 (Windows エクスペリエンス インデックス) |
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プロセッサ(CPUScore) | 6.7 |
メモリ(MemoryScore) | 7.6 |
グラフィックス(GraphicsScore) | 4.9 |
ゲーム用グラフィックス(GamingScore) | - |
プライマリハードディスク(DiskScore) | 8.15 |
「CrystalDiskMark 5.1.2」によるストレージ性能確認
続いて「CrystalDiskMark 5.1.2」によるストレージ性能について。SSDということで順当なパフォーマンス。Q32T1のシーケンシャルリード(順次読み込み)が毎秒約541.7MBとなった。一般的なSATA接続SSDの速度(毎秒500MB前後)を達成できており、書き込みも毎秒約496.7MBと十分なもの。実際に使ってみると、ストレージ性能に満足する方は多いだろう。
CPU性能を計測する「CINEBENCH R15」
さらにCPU性能を計測する「CINEBENCH R15」を実行してみた。CPU速度はマルチコアで「166」、シングルコアで「95」、OpenGLは25.12fpsで、やはりモバイル向けのパフォーマンスといった印象。