USB 3.0/2.0、HDMI、アナログRGBとインターフェースもバッチリ
Core i7 / GeForce GTX搭載で約10万円から! 東芝の15.6型「dynabook AZ55/A」をチェック!!
2016年09月08日 12時00分更新
ヘアライン風処理の採用で、落ち着きのある外観デザイン
dynabook AZ55/Aの本体サイズは、約幅379×奥行き257.9×高さ16.9(最厚部23.9)mm。質量は約2.4Kg。15.6型ノートとしては薄く軽いほうだろう。トップカバーやパームレストにはヘアライン風の表面処理がされている。一見金属風だが全面樹脂製だ。表面をツヤ有り処理をしたノートが多いが、dynabook AZ55/Aのようなヘアライン風処理のほうが落ち着きがあり見た目は好みだ。安価なノートPCにありがちな素の状態のプラスティックよりも一見した感じちょっと高そうに見えるのも良い。
キーピッチ:19mm、キーストローク:1.5mmのキーボード
キーボード形状は、平坦なデザインで見た目はいい感じだ。ストロークは約1.5mmと浅めだがクリック感はしっかりしている。キーピッチは約19mm(公称値)だが、エンターキーやバックスペース、右シフトあたりはキーそのものの幅が狭いため、隣のキーに触りがちになる。この辺は慣れ次第だろう。
USB 3.0/2.0、HDMI、アナログRGBと充実のインターフェース類
dynabook AZ55/Aは、インターフェースとして、USB 3.0端子×2、HDMI端子、アナログRGB出力端子、USB 2.0端子×2とノートPCとしては十分なものとなっている。SD/SDHC/SDXC対応のメモリーカードスロットも採用しているので、デジタルカメラで撮影した画像の取り込みなども手軽に行なえる。
筆者としては、特にヘッドホン端子が左側にあるのはうれしい。個人的な好みになるが、耳から外しても首にかけていられるという理由で、小文字のy字に似たケーブルのヘッドホンをよく使っている。y字ケーブルは基本的に体の左手側にケーブルが伸びるので、PCの右側面に端子があると邪魔になってしまう。また、スマホ用のマイク付きのヘッドホンをつなげてみたところ、マイクによる音声入力も可能で、スカイプなどでも便利に使えるため、これはうれしい仕様だ。
「dynabook AZ55/A」は、運用を重視した実用ノートとしてオススメ
ノートPCの場合、ツヤ有り塗装を行なっていると丸みのある感じが強くなりサイズが大きく見えがちだが、dynabook AZ55/Aでは平坦に見える処理により薄く見えるよう工夫しており、見た目の雰囲気が良いと感じる方は多いだろう。
CPUやGPUなど、バッテリーの駆動時間が長くACアダプターも小さく軽くなっており、dynabook AZ55/Aは、使い切れないハイパワーよりも実用性をとった堅実なモデルになっていると思う。むやみに高スペックなマシンを選ぶより、運用を重視した実用的なモデルとしてオススメだ。
今回は外観やスペックなどを中心に見てきたので、次はちょっと重めのソフトやベンチマークを使ってdynabook AZ55/Aの性能を確かめてみたい。