それぞれの端末の独自機能や小技などを紹介
最後に各機種の独自機能など。Galaxy S7 edgeはエッジスクリーンを使った各アプリの呼び出しやそのカスタマイズ、エッジフィードで通知をチェックすることができる。このデザインならではの機能なのでまずは使ってみたい。
また片手操作重視の人は、画面縮小型のUIに変更もできる。Galaxyシリーズではおなじみの本体の状態がわかるスマートマネージャーや、イヤホンに合わせて調整する、バイブの強弱をつけるといった細かい音質関連の設定も他機種にはなかなか見られない。
HTC 10は画面のカスタマイズが面白く、テーマツールでホームUIを大きく変更できるほか、シニア層をはじめとした初心者向けの「らくらくモード」も用意。画面の色もカラープロファイルで調整できる。豊富なモーション(ジェスチャー)機能も使いこなしを考えると面白そう。ハイレゾ再生に加えドルビーの技術も採用されているので音楽重視派も選択肢に入れたい一台だ。
Xperia X Performanceは指紋認証の速さに驚かされる。HTCやGalaxyも速いのだが、Xperia X Performanceの場合、電源ボタン(指紋センサー兼用)に触れた瞬間にもうロックが解除されており、認証の間が無い。あまりにも自然に一瞬でロックが解除されているため「ロックの設定をし忘れたか?」と思ってしまうほど。
もっとも搭載されている機能や設定自体は従来のXperiaシリーズとさほど変わらない。音質設定は充実しており、Galaxyと同じく装着したイヤホンに合わせて音質を調整する。
めまぐるしく変わる展開……
最終的にGalaxy S7 edgeの勝ち!
スタミナチェックはGalaxy S7 edgeの完勝。これが決め手で総合優勝もGalaxy S7 edgeとしたい。大画面ゆえ片手操作が苦手という面はあったものの、片手操作モードもあることだし、大きいことでバッテリー容量も増えているのならそれはそれでOKだ。
もっとも3機種とも良い勝負ばかりで、勝ったり負けたりの繰り返し。HTC 10の場合、日本向け機能が少ないのでその点を気にするかどうか、Xperia X Performanceは今回のスタミナをどう判断するかがカギとなりそう。あとは好みで選んでもいいのではないだろうか。それほどの接戦である。
一方でサイズが大きいぶん、操作関連のテストでは成績が伸び悩んでいるので、このあたり体感的に進化を強く感じる機種が出てきてほしいところだ。
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