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ピンポンダッシュしようとすると・・・

VRでの活用も!? 「触覚」のハッカソン「ショッカソン2016」開催! 「触った感じ」の技術を求めて

2016年08月24日 12時45分更新

文● たかヰトモき/MoguraVR

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 株式会社スパイスボックスは、一般社団法人T.M.C.Nと共催で、触覚技術を用いたハッカソン、「ショッカソン2016」(Shock-a-thon:触覚ハッカソン)を、8月27日から28日の日程で、東京都江東区青海のコワーキングスペースMONOで開催すると発表した。ショッカソンの開催は今年で3回目。

なぜ「触覚」なのか

 VR元年となった今年、高機能な家庭用VRヘッドマウントディスプレイが発売しはじめ、また、安価で手軽な段ボール製VRゴーグルなども家電量販店で簡単に手に入るようになった。そうしたなかで、VR映像や音声の高品質化だけでなく、VR空間にある物体を実際に「触った感じ」が得られる「触覚フィードバック」機能が求められるようになってきた。しかし、この「触った感じ」を得るために必要な技術には研究の余地がある。

 そういった背景があるため、「ショッカソン」は、富士通株式会社「interactive shoes hub」、ヤフー株式会社「myThings」、ソニー株式会社「MESH」など企業が開発したプロダクトやサービス、慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科「テクタイルツールキット」や電気通信大学「電気触覚ディスプレイ」やその他、東京工業大学、東京大学といった大学の研究室で開発されたデバイスなど、10数種類の最先端技術を活用するアイデアをみんなで出し合い、新しい製品やサービスのプロトタイプを開発するハッカソンイベントとして開催されることとなった。

 ショッカソン最終日には、アイデアの斬新さやユニークさ、完成度をチームごとに競い合い、審査員による評価が行われる。

 今年は、会場をコワーキングスペースMONOに移したため、工作室にあるレーザー加工機や3Dプリンタが利用出来るようになった。そのため、今までのショッカソン以上に多様な作品が登場するとみられる。

過去のショッカソン受賞作

・2014年度大賞「VRで女の子に歯磨きしたい」

「VRで女の子に歯磨きしたい」

 『可愛い女の子に歯磨きをしてあげる』という現実ではなかなかできない体験ができる作品。お父さんやお母さんが新しく生まれたお子さんに歯磨きをしてあげる練習にも有用。

・2015年度大賞「ピンポンダッシュ スクリーマーズ」「触っちゃダメ Glass BOX」「誰かいるDoor」の三部作

ピンポンダッシュしようとすると……?

 子供に「触ってはいけないもの」を理解させる方法として、視覚刺激、聴覚刺激のほか、触覚刺激も利用しようと考えられたもの。「ピンポンダッシュ スクリーマーズ」は、「ピンポンダッシュ」をしようとして穴に指をいれると、目の前のモニターに大量のムカデが這う映像が流れ、電気刺激で自分の指にムカデが這っているかのような疑似触覚刺激が与えられ、このピンポンには触れていけないことを理解させる装置。

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