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最新端末を丸裸! スマートフォン定点観測 第167回

Galaxy S7 edge、HTC 10、Xperia X、夏の3強スマホのカメラを比較

2016年08月22日 12時00分更新

文● 小林 誠 編集● ASCII.jp

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Galaxy S7 edgeはスマートで洗練され高機能

 残るチェック要素として、3機種の主なカメラ機能を見ていく。Galaxy S7 edgeは「プロ」モードに「選択フォーカス」、4つの短い動画を同時に再生できる「動画コラージュ」、YouTubeで生配信するのに便利な「ライブロードキャスト」「スローモーション」、周囲を撮り合成できる「バーチャルショット」、定点撮影が面白い「ハイパーラプス」といった撮影モードを用意。食事モードもあるが、シーン設定と言うには少なすぎるので最初の表ではシーン設定を×にしている。

 プロモードではISO感度、シャッタースピード、フォーカス位置、フィルター機能などを用意。静止画の撮影前に短い動画を自動的に撮る「モーションフォト」、トラッキングAF、さらにカメラモードを追加できるなど、スキの無いカメラと言える。

フラグシップ機らしく、買う朱設定が可能なプロモードを搭載。ちょっと変わったモードも

シンプルなUIで機能の切り替えが素早いHTC 10

 HTC 10はパッと見るとUIがとてもシンプル。メニューアイコンをタップして機能を切り替えていく。Galaxyと同じく「スローモーション」や「ハイパーラプス」といった機能があり、「ハイパーラプス」では撮影後に動画の再生速度を変更できる。動画には「ハイレゾ録音」も用意。「ZOEカメラ」では3秒の動画と静止画を同時に撮る。RAWでの撮影にも対応する。

シンプルながらもマニア向けの機能は多数

Xperia X Performanceは目新しさ無いものの
UIがより使いやすく

 Xperia X PerformanceはXperiaシリーズおなじみの機能で目新しさはないが、UIが変わり、左右にフリックすることでカメラのモードを切り替えられ、よりシンプルな使い勝手に変わった。細かなシーン設定やスマイルシャッター、クイック起動といった従来でもおなじみの細かな設定に加え、ARエフェクトやクリエイティブエフェクト、タイムシフトビデオなどの遊び心ある撮影モードも当然用意。ダウンロードすることで機能の追加も可能だ。

画面の左右端からのフリックでメニューを出す形の最近では一般的なUIになった。ARエフェクトなどは従来どおりに搭載

カメラ回ではHTC 10の活躍が目立つ!

 今回は勝利を分け合っていて良い勝負が続いた。引き分けにしようかとも思ったが、HTC 10が良い位置をキープしていた。カメラの起動時間、撮影間隔ではGalaxy S7 edgeには及んでいないが、2位で追い、暗所撮影でリードした。

 Galaxy S7 edgeは撮影の速度では◎だが、実写比較になってやや失速。写真自体はキレイだったので判断は分かれそう。Xperia X Performanceは通常の実写比較で勝ったのは大きかったが、それだけでは決め手に欠ける。今回はこの2機種よりHTC 10のほうが活躍したと言える。

 次回は3機種最後の比較、スタミナテスト。最新機種はどれだけ長持ちするのか。前サイクルではSIMフリーのスタミナ重視端末で良好な成績を収めている。最新機種ならではの結果を期待したい。


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