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「Box Accelerator」の強化と「Box Zones」の提供国拡充を発表

Boxのファイルアップロード速度が高速化、日本では5倍に

2016年08月18日 06時00分更新

文● 大塚昭彦/TECH.ASCII.jp

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 企業向けクラウド型ファイル共有サービスを提供する米Boxは8月10日、有償ユーザーのデータアップロード速度を高速化する「Box Accelerator」の強化と、各国のデータ保護規制に対応する「Box Zones」の提供国拡充を発表した。日本ではアップロード速度が平均5倍になったという。

「Box Zones」の提供国は7カ国になった

 2012年に提供を開始したBox Acceleratorは、独自のデータ転送ネットワークを利用し、パフォーマンスベースのルーティングを行うことで、エンドユーザーが世界中のどこにいてもBoxへの最短(最速)パスを提供するもの。Boxの有償プラン利用者には無償で提供される。

 今回、Box Acceleratorのネットワークエンドポイントが世界20カ国、60拠点以上へと拡充され、アップロード速度は従来比で2~6倍高速化された。地域別に見ると、たとえば日本では5倍、オーストラリアで4倍、英国で3倍、それぞれアップロードが高速化されたという。

 また、今年4月から提供を開始した「Box Zones」において、新たにオーストラリア、カナダに対応したことが発表された。Box Zonesは、AWSおよびIBM Cloudとの提携により展開されているサービスで、各国の法令に基づくローカルデータストレージを提供するもの。今回の2カ国が追加されたことで、サービス提供国は7カ国(日本、米国、オーストラリア、カナダ、ドイツ、アイルランド、シンガポール)となった。

 なおBoxは今回、クラウド内における個人情報保護を目的とした国際標準、ISO 27018認証を取得したことも発表している。

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