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解決方法を教えます! LINE駆け込み寺第26回

中高生はスマホ依存と出会い系被害に注意:長期休暇編その1

LINE絡みの夏休みトラブルとその防止策を知ろう

2016年08月13日 10時00分更新

文● 高橋暁子 編集●村山剛史

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「LINEを始めたいけど、今さら人には聞けないよ……」というアナタ!
SNSの最新情報と若者動向を追い続けるITジャーナリスト 高橋暁子さんが、LINEの上手な使い方を基礎からやさしく伝授します。〈連載目次

親にとって夏休みは心配事が増える時期!

 子どもたちにとって長期休暇は楽しいものだが、保護者にとっては色々と心配な事態も起きる“気が抜けない”時期。時間があり余るためにLINEを利用する時間が長くなり、それにつれてトラブルも増える傾向にあるのだ。今回から2回に渡り、LINE絡みの夏休みトラブルとその防止策について解説していく。

利用時間に関するルールを決めよう

 最近目立つのが、スマホ中毒だ。「子どもがLINEやスマホゲームばかり利用して依存状態になってしまい、夏休み中ほとんど外出しなくて心配した」という話を、ある保護者から聞いた。スマホさえあればLINEやスマホゲーム、YouTubeなど、いくらでも無料で暇つぶしができてしまう。しかし、生活が昼夜逆転したり、二学期に入ってからも不登校につながる例もあるので、過度な利用には注意が必要だ。

 LINEなどによるスマホ依存を防ぐためには、利用時間に関するルールを決めるのが有効だ。子どもの年齢に応じて、「LINEの利用は夜9時(10時)まで」「それ以降の時間はスマホは居間にある充電器に置くこと」などとすると、必要以上に使い過ぎることがなくなる。

 また、LINEにはまりすぎるのは、他に夢中になれる何かないことも原因として考えられる。部活動や習い事、友だちと直接会う形での遊びなど、LINEやスマホ以外にやりたいことや、やるべきことを用意してあげるのも有効なので、参考にしてほしい。

最近の無線LANルーターには、デバイスごとにWi-Fi利用時間を制限できる機能を持つものも少なくない。有効に活用しよう

対面のコミュニケーションも組み合わせよう

 夏休みは時間ができる上、友だちと学校で会う機会がほぼなくなるため、LINEでのやりとりが中心となる。しかし、元々文章だけでのやりとりは難しく、誤読を生みやすい傾向にある。しかもLINEはチャットのように素早くやり取りされるため、失言が多くなるなどトラブルにつながりやすくなる。LINEでのやりとりが原因でいじめにつながるケースも少なくない。

 特に感情が絡むことや複雑なことをやり取りしたい場合は、LINEではなく、できれば直接顔を合わせたり、通話などでコミュニケーションすることを勧めよう。また、子どもと普段からLINEのやりとりについて話題にし、いじめなどの問題があったらすぐに相談してもらうと問題の早期発見につながる。

“人が多い場所で複数人で会うこと”を約束させる

当然ながら、スマホの向こうに誰がいるかはわからない。事件に巻き込まれる可能性を必ず伝えよう

 暇な時間が多くなると、子どもたちはLINEで絡んでくれる友だちを気軽にTwitterや掲示板などで募集する傾向にある。

 夏休みは時間があるため、そのような相手に直接会いに行く子どももいる。しかし、ネットでは性別・年齢・職業そして本心を偽ることができるため、出会い系被害につながることもある。

 LINE経由での出会い系被害がある事実を伝え、中学生の場合は、万が一会いたい人がいても会いに行かないよう指導したい。

 高校生くらいになると禁止しても隠れて会いに行ってしまうことが多いので、友だちなどと複数で会いに行くこと、人が多い場所で会うことなどをアドバイスし、行き先や会う相手について教えさせるようにしたい。

 そもそもLINEは友だちとなった時点で、メッセージや画像・動画などのやり取りだけでなく、通話もできてしまうので、出会いにつながりやすいツールだ。知らない人とつながるリスクも合わせて教えておくといいだろう。

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著者紹介:高橋暁子

 ITジャーナリスト、コンサルタント。書籍、雑誌、Webメディアなどの記事の執筆、企業などのコンサルタント、講演、セミナーなどを手がける。小学校教員、編集者を経て現在に至る。
 最新刊『Twitter広告運用ガイド』(翔泳社)の他、『ソーシャルメディアを武器にするための10カ条』(マイナビ新書)、『Facebook×Twitterで儲かる会社に変わる本』(日本実業出版社)、『ネット業界 儲けのカラクリ』(中経出版)など著作多数。http://akiakatsuki.com/ Twitterアカウントは@akiakatsuki

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