マウス飯山工場で今年も開催

小学生「スマホじゃ物足りない!」、夏の親子PC組立教室に行ってきた

文●鈴木誠史/ASCII

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 今回は30組のうち、デスクトップが7組。プロゲーマーチームDetonatioN FocusMeモデルの「NEXTGEAR-MICRO」や、Core i7-6700と256GB M.2 SSD、4TB HDDなどモリモリ構成にカスタマイズした親子など、デスクトップはハイスペックモデルが目立ちました。せっかくイベントに当選して参加できるならと、ノートでもワンランク上のスペック(17.3型ゲーミングノート「NEXTGEAR-NOTE i7500」も!)を選ぶ親子も多くいらっしゃいました。

まずはピックアップした部品のチェックから

どでかいCPUクーラーを取り付け中。プロゲーマーかずのこ選手が使用する、ストリートファイターVモデルの「LITTLEGEAR」(GTX 970搭載!)を組み立てます。デスクトップPCを組み立てる親子は年々増えているそう

親子1組ずつ付きっきりでサポートする先生の表情も真剣そのもの。トラブルがないように目を見張っています。とある先生に聞いたところ「数年前まではドライバーの持ち方から教える子もいましたが、最近ではもう、ひとりでどんどん組み立てていくような慣れている子も多く、毎年驚かされます」。先生方も緊張しつつ、親子と一緒に喜んだり、驚いたり、ホッとしたりと、この日を毎年楽しみにしているそうです

水平を見ながら、お父さんがそーっとネジ締め。Core i5-6500、GTX 960、240GB SSD+3TB HDDにカスタマイズした「NEXTGEAR」を組み立てます

こちらはマインクラフト好きの女の子。PC/ゲーム機/スマホ問わず遊ぶゲーマーで、ついにGTX 960搭載の自分専用機をゲット。お母さまいわく「私はマインクラフトだめなんです。あの四角い感じが苦手で」。どうせ買うならカッコイイPCと、BTOでLED付きサイドパネルを選んでいました

コンパクト筐体にハイエンドパーツを搭載する「LITTLEGEAR」は、ほかのデスクトップよりも組み立ての難易度が高め。それでもマイクラ好きの小学生は「スマホ版じゃ物足りない!」との意気込みのもと、見事マイPCを完成させました

先生も苦戦するという細か~い作業。「難しかったけど、先生がていねいに教えてくれたからわかりやすかった」と話してくれました。完成したPCで何したい? と聞くと、「調べ物したり、YouTube見たり……」。お父さまいわく「8時間くらいずーっとYouTube見てたりするんですよ!」。ええ、YouTubeで1日終わる日ありますよねわかります

参加30名中、女の子は4名。参加のきっかけを聞くと、お兄さんが3年前に参加したときから「私もやりたい!」と思っていたのだそう。長く地元に根付いた恒例イベントだからこその理由だと思いました。来年を待ちわびている小学生がきっといるんだろうなあと思うと、取材する側もなんだか楽しみです

無事完成した人から、藤巻校長が修了証書を授与。絶対いい記念写真になりますねこれ

組み立てたPCは最後にプロの手でピカピカにされ、梱包されました

 「参加するなら、最高スペックのPCを息子が自分で組み立てて、そこでPCの仕組みを知って、組み立てかたを覚えて、自分でパーツ交換できるくらいに学んでほしいと思っていた。今の子どもたちは便利なデバイスが身近にあって、不自由なく使えることが当たり前。カメラや車などその中身がどうなってるのかを、好奇心を持って知ろうとしてほしい。こういうことを息子に教えるのに(親子パソコン組み立て教室は)ピッタリのイベントだったんです」と、10年前からマウスのファンというお父さまにうかがった話が印象的でした。

 また、「下の子が6年生になったらまた応募しようかな。ふるさと納税でも組み立て体験できるんですよね? 最高ですね~!」と終始べた褒めのコメントも残してくれました。そうです、飯山工場でのPC組み立ては、BTOオプション「組立ワークショップ」で体験できるほか、飯山市ふるさと納税の返礼品(PC本体と、PCの組立体験サービス)でも体験可能です。飯山市と飯山工場の雰囲気を感じてみたくなったら、ぜひこの方法で申し込んでみてはいかがでしょう!