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連載:今週の「ざっくり知っておきたいIT業界データ」第16回

IT市場トレンドやユーザー動向を「3行まとめ」で理解する 7月18日~7月24日分

10代女子のSNSトラブル事情、DDoS攻撃サイズは3割拡大、ほか

2016年07月26日 07時00分更新

文● 大塚昭彦/TECH.ASCII.jp

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 本連載「ざっくり知っておきたいIT業界データ」では、調査会社などが先週1週間に発表したIT市場予測やユーザー動向などのデータを、それぞれ3行にまとめてざっくりお伝えしています。

■[市場]国内金融機関の“第3のプラットフォーム”/Fintech IT支出予測(IDC Japan、7/19)
・2016年の“第3のプラットフォーム”支出は前年比+13.3%、8852億円
・モバイル、クラウド採用が広く進展。今後はビッグデータ、コグニティブ分野も
・FinTech関連IT支出は、2020年に2015年の約10倍、318億円規模に

 先週お伝えしたとおり“第3のプラットフォーム”国内市場は2020年には14兆円規模になる。Fintechの取り組みはまだ始まったばかりだが、IDCでは、2020年に向けて特に「ブロックチェーン」への支出拡大が見込まれるとしている。

2015~2020年、国内金融機関「FinTech」関連IT支出額予測

■[生活]10代女子、SNSトラブルを「大人には相談しない」45%(GMOメディア、7/19)
・スマホ所有者のSNS利用率、「LINE」が97.5%。「Twitter」61.3%、「Instagram」31.1%
・回答者の約半数は「SNSで嫌な思いをしたことはない」(56.4%)
・SNSでのトラブルを、大人に「相談したことがないし、したいと思わない」が40.8%

 10代女子、2072名(中高生が約9割)に対するインターネット調査。すでにLINEは“当たり前”のコミュニケーションツールになっており、そのぶん、LINEで嫌な思いをすること(トラブル)も少なくないようだ。「大人に相談したいと思わない」が約半数を占めているのが少々気がかりである。

「SNSで嫌なことがあったら大人に相談したいか」(出典:GMOメディア)

■[セキュリティ]2016年上半期、DDoS攻撃はさらに大規模化(アーバーネットワークス、7/20)
・同期間の最大DDoS攻撃サイズは「579Gbps」、2015年比で73%も増大
・100Gbps超の攻撃は274件、200Gbps超の攻撃は46件を観測。いずれも大幅増
・2016年末には、DDoS攻撃の平均サイズは「1.15Gbps」になると予測

 330社を超えるサービスプロバイダーとの協力で収集しているDDoS攻撃の観測データ。DDoS攻撃を実行する無償ツールや安価な攻撃サービスを通じて“手軽”に実行できるようになっており、攻撃サイズも、2016年上半期は前年比で平均約3割拡大したという。

アーバーネットワークスではDDoS攻撃を可視化するマップを提供している

■[市場]国内EAソフトウェア市場、2015~2020年予測(IDC Japan、7/21)
・2015年の国内EAソフトウェア市場規模は前年比+3.4%、4791億4300万円
・2015~2020年は年平均成長率+4.1%で推移、5853億9500万円に達する予測
・今後はクラウド移行の検討が本格化、移行支援とビジネスアナリティクス導入が注目

 大規模企業向け基幹システムのERM(Enterprise Resource Management)、SCM(Supply Chain Management)、PLM(Product Lifecycle Management)をまとめて「EA(Enterprise Application)ソフトウェア」としている。

2015~2020年、国内EAソフトウェア市場 売上額予測

■[ユーザー動向]企業におけるハイブリッドクラウド利用の現状(ベリタステクノロジーズ、7/21)
・複数ベンダーのクラウドインフラを利用する企業は、グローバル平均で74%
・パブリッククラウドに重要なワークロードが配置されるケースは今後2年で倍増
・地域別にみると、日本はパブリッククラウドの活用が最も進んでいる

 従業員500人以上、管理するデータ容量75TB以上のグローバル企業1800社(うち日本企業188社)を対象とした調査。ワークロードの配置先環境が分散していくことで、データ管理/データ保護の新たな課題が生まれる。

ハイブリッドクラウドに関する調査結果のインフォグラフィック

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