発売直後&間近の個性派イヤフォンも見逃せない
WestonのAM Proはアンビエント型と呼ばれる、外部の音(観客の歓声など)を感じながらミュージシャンがパフォーマンスできるタイプのイヤモニター。SLEDテクノロジーという技術ををつかい、環境音とイヤフォン自体の音をフラットにつないでいく技術を採用。「AM PRO30」「AM PRO20」「AM PRO10」の3機種がある。ヘッドフォン祭などでも展示されていたが、発売直後ということもあり、関心を集めていた。
台湾DUNUのDN-2002は実売5万円弱で同社のフラッグシップ的存在。同社ブースでは約1.5万円のリケーブルを展示していた(左)。かなりゴージャスな印象だが、音も結構な差がある印象だった。ちなみに2.5mm4極バランス対応のケーブルも企画しているようだ。
ヘッドフォン祭でも展示していた「NW-STUDIO NEO」の傷物語コラボモデル。完成度がより高まったということ。注目はイヤフォンジャック部分。ドーナツと猫型の髪飾りがあしらわれている。ちなみにドーナツは某ショップのブランドとかぶるということで、わざと歯形がついていたりするそう。
マニアックではあるが、ケーブルの比較試聴というのは、こういうイベントならではの楽しみ。REQSTは、極太ヘッドフォンリケーブルのHD650版を新たに開発して展示していた。標準ケーブルと比べると情報量などに明確な差があり、かつタイトで結構引き締まった印象でなるなという印象だった。
アジア圏を中心とした高コスパ、こだわり製品
高コスパなオーディオ製品の提供で注目を集めている1MORE。参考展示で発売間近の3製品を展示していた。
「C1002」はハイレゾ対応で1万円以下の価格帯で登場するハイブリッド型イヤフォンだ。サイズも小型で高質感。
iBFreeは14.3mmのダイナミックドライバーを採用したBluetoothヘッドフォン。iPhone 7時代を見据えてLightningヘッドフォンか、Bluetoothヘッドフォンかは悩むところ。
MK802はすでに販売中の「MK801」のBluetooth版だ。ヘッドバンド部分はメガネなどにも利用されている素材を使っており、ねじったり力をかけて変形させてもOKなほど上部で柔軟。価格的には1万2000~3000円程度になるのではないか。
台湾のoBravoというメーカーは「eamt」「erib」というイヤフォン2シリーズを展開しているが、平面振動板やハイルドライバーを利用するという個性的な製品だ。スピーカーのように自然でナチュラルなサウンドを目指しているとのこと。
ハイブリッドタイプで8~13㎝程度のダイナミックドライバーを組み合わせる。eamtは45kHz、eribは35kHzの高域まで再生可能だ。