高コスパのゲーミングPCに最適なマザーはMSI「H170 GAMING M3」だ!

文●加藤 勝明

提供: エムエスアイコンピュータージャパン

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フルHDでコストパフォーマンス重視の構成を 10万円以内で組んでみる

 機能と価格のバランスが優秀なH170 GAMING M3でコスパの良いマシンを組むとしたら、一体どの程度の価格でどの程度のゲーミングPCができるのかが気になるところ。

 H170 GAMING M3ほど信頼性の高いマザーなら、別にマザー以外のスペックを大盛りにしても問題はないが、今回はフルHDでコストパフォーマンス重視の構成ということで、以下のような構成を考えてみた。

 コアパーツ(OS抜き)でおおよそ9万3500円。PCケースは自分の好みのデザインのもの(ただしATX)をチョイスするとよいが、安めのものを選べば10万円前後に収まる計算だ。

 今回は資材調達の都合上、オーバークロック対応のCore i5-6600Kを使っているが、下位モデルのCore i5-6500でもほとんど性能は変わらない。コストパフォーマンスはCore i5-6500のほうがいい。

コスパ重視のゲーミングPC自作例
CPU Intel「Core i5 6600K」 2万8000円
マザーボード MSI「H170 GAMING M3」 1万5000円
メモリー Panram「W4U2133PS-8G」(8GB×2) 7000円
ビデオカード MSI「GeForce GTX 960 2GD5T OC」 2万4000円
HDD Crucial「BX200」(480GB) 1万3000円
電源ユニット 玄人志向「KRPW-N600W/85+」(600W、80PLUS Bronze) 6500円
合計金額   9万3500円

 CPU以外のポイントはフルHD用ゲーミングに照準を合わせ、コスパのよいGTX 960の中でも安価なモデルを選んだことと、大容量化するゲームに合わせてSSDも480GBと容量多めのものを選んでいることだ。

 メモリーは8GBあればとりあえず十分だし、電源もコスパが良いから600Wを選んだだけで、この構成なら500Wでも十分イケる、といった点も覚えておきたい。

ビデオカードはマザーとそろえてMSI製にした。GPUはコスパの高いGeForce GTX 960。フルHDゲーミングならばミドルクラスで十分性能を発揮できる

電源は玄人志向「KRPW-N600W/85+」。80PLUS Bronze認証を取得した出力600Wのものをチョイス。小型ケースにも収まる奥行き12.5cmのコンパクト設計だ

メモリーはPanram製のDDR4-2133 8GBの2枚組

SSDはCrucial「BX200」シリーズの480GBモデル

 今回はこれにWindows 10 Pro(64bit)を組み込み、実際のゲーミング性能をチェックしてみたい。まずは定番「3DMark」を使用する。

3DMark(単位:Score) better→

 今回フルHD環境でコスパの良いGPUということからGTX 960を選択したため、4K解像度相当のFire Strike Ultraのスコアはかなり厳しいが、フルHDなら十分ゲームになりそうなスコアが出ている。続いてもう1つの定番「ファイナルファンタジーXVI:蒼天のイシュガルド」の公式ベンチマークを最高品質&フルHD設定で動かしてみた。

ファイナルファンタジーXVI:蒼天のイシュガルドのスコアー

 今ならこの2倍以上のスコアーが出るビデオカードも出ているが、GTX 960でも“とても快適”判定の出るパフォーマンスが出せることがわかっただろう。

 それでは直近の注目作として「DOOM」および「オーバーウォッチ」のフレームレートをそれぞれチェックしてみたい。GTX 960だと最高画質プレイにはやや厳しいため、どちらも最高より1~2段下の設定に落としている。DOOMはシングルプレイ中のフレームレートを、オーバーウォッチは対戦中のフレームレートをそれぞれ「Fraps」で測定している。

DOOM(単位:fps) better→

オーバーウォッチ(単位:fps) better→

 DOOMの高設定はシーンによりかなり負荷が変わるが、描画距離が比較的長く、煙や埃といったエフェクトの多い屋外シーンだと高設定よりも中設定の方が無難。ただ高設定でも屋内シーンであれば平均60fps以上の出力は十分可能だ。

 一方オーバーウォッチは元々描画が軽めなせいか、Ultra設定でも十分なフレームレートが得られる。9万円台のゲーミングPCとしては非常に優秀な結果といえるだろう。

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