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柳谷智宣の「神アプリの説明書」 第83回

大量のアカウントをiPhoneでまるっと管理できる「LastPass」を徹底紹介

2016年06月15日 10時00分更新

文● 柳谷智宣

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 ウェブサービスのアカウントが増えるとともに、同じパスワードを使い回すことによるトラブルも増加中。複雑で異なる文字列を管理する方法は、悩みどころだ。そんな時にお勧めなのが、パスワード管理アプリ。今回は、老舗のパスワード管理アプリ「LastPass」の使い方を紹介しよう。

「LastPass」さえあれば、大量のアカウントも快適・安全に管理できる。クラウドサービスなので複数端末で情報も共有できる!

大切なアカウント情報をクラウドで一元管理する

 「LastPass」は2008年からスタートした老舗のパスワード管理サービスだ。現在は、クロスプラットフォームで展開しており、もちろんiOS版もある。フリーミリアムモデルなので無料で使えるのもうれしいところ。有料版では、無制限のデバイスで同期でき、共有フォルダなども利用できる。価格は年間12ドルと安いのもうれしいところだ。

 「LastPass」にはマスターパスワードを設定し、ユーザーが覚えるのはこのアカウントのみでOK。後は無制限のアカウント情報を登録し、安全に管理してくれる。SMSやメール、ほかのアプリなどをへ要する多要素認証やワンタイムパスワードにも対応しており、多くのウェブサービスにサインインできる。

 パスワードの脆弱性や忘れてしまうといった悩みから解放されるのがメリット。リスクとしては、「LastPass」のパスワードを忘れるとどうしようもないという点。後は「LastPass」そのものが漏洩事故を起こしたら目も当てられないということが考えられる。とは言え、最重要の鍵をなくしたら被害を受けるのは何事においてもそうだし、現時点までは「LastPass」は顧客情報の漏洩は起こしていないので安心できそう。

 まずは、有名サービスへのログインを自動化してみよう。プリセットされているサービスなら、項目を選んで、IDとパスワードを入力するだけで完了する。

LastPass Password Manager & Secure Digital Vault for Premium Customers App
価格無料(アプリ内課金あり) 作者Marvasol, Inc DBA LastPass
バージョン4.0.7 ファイル容量28.8 MB
カテゴリー仕事効率化 評価(2.5)
対応デバイス全機種 対応OSiOS 8.0以降

アプリを起動したらチュートリアルが表示される

チュートリアルの最後で、アカウントを選択できる。すでにアカウントを持っている人は画面下のリンクをタップする

Touch IDを使うかどうか選ぶ。もちろん、利用する方が便利だ

メイン画面が開いたら、+をタップして、「サイトを追加」を選択してみよう

プリセットされているウェブサービスを選んでみる

Facebookのユーザー名とパスワードを入力する

Facebookが登録された。タップしてみよう

いろいろな選択肢が表示されるので、一番上の「呼び出す」をタップする

Facebookの2段階認証に対応しているので、有効にしている人はコードを入力する

内蔵ブラウザーでFacebookが表示された

右上の□をタップすると、画面を左右にスライドできる。設定でタブブラウザに変えることも可能

同様にほかのサイトも登録する

登録サイトはキーワード検索できる

登録サイトをスライドさせることで、ユーザー名やパスワードの文字列をコピーできる

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