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ソースネクストが「スマート留守電」を開発

声が文字になってスマホに届く。留守電が2016年になって進化したワケ

2016年06月14日 16時00分更新

文● 貝塚/ASCII

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留守電は面倒だ!

 コンシューマー向けのソフトウェアを多く手がけるソースネクストは、新しいプロダクトの開発にあたって、携帯電話/スマートフォンユーザー1000人を対象としたアンケートをとった。

 調べによれば、留守番電話サービスを利用しているユーザーは携帯電話/スマートフォンユーザー全体の49.8%にものぼる。およそ半数が留守番電話サービスを使っていることになる。一方で、「メッセージを聞くのが面倒」「聞き取りにくい」といった理由で、40.6%のユーザーはメッセージを聞くことを面倒に感じているという結果も出た。

 確かに、留守電というのはなかなかもどかしい存在だ。すぐに聞けるとは限らないし、スマートフォンならディスプレーを何度かタップ/携帯電話なら専用ダイアルに問い合わせる手間がある。聞けたかと思えばざわざわとしていて内容がわからなかったり、単に相手が留守電のアナウンスまで呼び出しをねばっただけで、何も吹き込まれていなかったり。

 これにもどかしさを感じてしまうのは、私たちが電子メールやショートメッセージ、SNSなど、テキスト主体のやり取りに慣れているせいもあるのだろう。発明された当初は「電話に出られなくても要件を伝えてもらえる」ことがそもそも画期的だったはずだ。

新時代の留守電は、声が文字になって届く!

 今年の5月下旬、ソースネクストがリリースした「スマート留守電」というサービスは、相手の吹き込んだ留守番電話メッセージの内容を、音声認識エンジンを使ってテキストに変換し、プッシュ通知してくれるというもの。

留守番電話の内容をテキストでプッシュ通知してくれる「スマート留守電」

 キャリアの留守番電話サービスを通さずに使えて、月額利用料金はiOSが360円、Androidが318円。「通知がきて、画面を見れば要件が明確にわかる」に慣れすぎた現代人には非常に相性のいいサービスに思える。まるでメールやメッセージングアプリを使うように、留守電の内容を見ることができるのだ。

 今回は、ソースネクスト 技術戦略室 執行役員の川竹一氏に、開発の経緯や今後の展望をきいた。

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