求人横串検索「スタンバイ」にNPO・ボランティア版が登場

　ビズリーチが運営する日本最大級の求人検索エンジン「スタンバイ」が5月19日、多様な働き方を支援するため、NPOの求人を探せる「スタンバイ NPO」、ボランティアの求人を探せる「スタンバイ・ボランティア」を開始した。求職者はスタンバイが網羅する約400万件の求人から、NPOやボランティアの効率的な仕事探しが可能という。

　内閣府によると、過去10年でNPO法人数は約2倍に増加し、さまざまな雇用形態での採用ニーズが生まれている。しかし、NPO・NGOスタッフ就業実態調査によると、50％が「応募はあるが適任者がいない」、34％が「採用活動にコスト（時間・手間・お金）がかけられない」という課題が浮き彫りとなった。

　そこで「スタンバイ NPO」をリリース。NPOは必要とする雇用形態の求人ページを無料で作成し、採用プロモーションツールとして活用できる。併せて、5月19日～8月18日の期間限定で、NPOの求人作成を専任コンサルタントが無料サポート。求人作成を代行するだけでなく、SNSの活用方法などの採用に関するノウハウを伝授する。リリース前に、NPO 5団体にテスト利用してもらった結果、約半年で合計36名の採用につながったという。

　同様に、平成23年の総務省調査によると、ボランティア活動を行った人は26.3％で、この15年間で1.0ポイント上昇している。今後も震災復興などさまざまな分野でボランティアへの関心の増加が予想されることから、「スタンバイ・ボランティア」もリリース。MPO版と同様に、ボランティア募集を行う団体や自治体が、無料で求人ページの作成と採用PRを行える。

　スタンバイは、国内の全業種・全職種・前雇用形態を対象にした日本最大級の求人検索エンジン。スマホのGPS機能を活用した「地図」からの検索や、職種・業種などの「キーワード」と、希望の「勤務地」を組み合わせた検索で、復数の大手求人サイトの求人を横断的に探せるのが特長。検索可能な求人件数は400万件を超えている。