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最新端末を丸裸! スマートフォン定点観測 第157回

Xperia、Galaxy、Qua phone、キャリア限定スマホの実力をチェック!

2016年04月25日 12時00分更新

文● 小林 誠 編集● ASCII.jp

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圧倒的に安いQua phoneはトータル16万円台
ハイスペック2機種は20万円超え……

 スペック面ではXperia Z5 Premium、Galaxy A8が勝り、Qua phoneは大きく劣っているように思える。ただしコストを考えると一概にハイスペックが良いとも言えない。2年間のトータルコストを比較してみたが、やはりQua phoneの安さが目立つ。

 この比較では主な料金プランから一番安いものを選択、ほとんどの人に適用される割引サービスについては加味するというやり方をとった。年齢や家族、契約期間の割引については考慮していない。

 なお端末代は各キャリアの公式オンラインストアの価格を参考にし、下記の表はすべて税込とした。ただし料金項目ごとに計算し、小数点以下四捨五入としているので、実際の料金とはわずかに違う場合がある。

  ドコモ
「Xperia Z5
Premium SO-03H」
au
「GALAXY A8
SCV32」
au
「Qua phone」
新規契約
(実質/一括)
8万1648円/
9万3312円
―/
7万6680円
―/
4万9680円
機種変更
(実質/一括)
7万1280円/
9万3312円
―/
7万6680円
―/
4万9680円
MNP
(一括/実質)
5万544円/
9万3312円
―/
7万6680円
3万8880円/
4万9680円
基本使用料 カケホーダイ スーパーカケホ スーパーカケホ
2916円 1836円 1836円
通話料 (音声定額) (音声定額) (音声定額)
Web接続 spモード LTE NET LTE NET
324円 324円 324円
パケット定額 データSパック(2GB) データ定額(1GB) データ定額(1GB)
3780円 3132円 3132円
2年間トータルコスト 21万9024円
(MNP)
20万3688円
(すべて)
16万5888円
(MNP)

 一番安価なのはMNP時なら2年トータルで16万円台となったQua phone。auは「誰でも割」適用を想定しているが、MNP時は「誰でも割」適用で1万800円引きとなりトクだ。また既報の通り、KDDIは通信量が月1GBの「データ定額1」を提供している。これは端末代を実質割り引く形となる「毎月割」が無くなるものの、今回のau2機種のパターンでは毎月割が無くても「データ定額1」の方が安いため「スーパーカケホ」+「データ定額1」の組み合わせでトータルコストを計算した。

 とはいえ、月1GBのデータ定額ではスマホを使いこなすには不十分。毎月割が適用されて通信量は3GBある「データ定額3」や、あるいは7GBの通信量が使える「LTEフラット」などの方が多くの人には得かもしれないので注意してほしい。

 またQua phoneは機種変更時にauケータイ(Android非搭載のフィーチャーフォン)や3Gスマホを使っている人に割引があるため要チェック。同じauのGalaxyよりも2年で3万7800円、ドコモのXperia Z5 Premiumより5万3136円も安いのは大きな魅力だ。

 トータルで20万円を超えたハイスペック2機種だが、Galaxy A8はMNP時の端末特有の割引サービスが執筆時点では特になく、新規/機種変更/MNPのいずれでもトータル20万3688円となっており、今年4月からの端末価格上昇を実感する。

 ドコモのXperia Z5 Premiumはさらに約22万円という高額な組み合わせに。端末代がそもそも9万超え。月々サポートを加味した実質額を見ても高級なスマホとなっている。しかも料金が安いカケホ―ダイライトは月2GBのデータSパックと組み合わせられないため、料金プランそのものがauより高い。

 ただしドコモでは機種変更時に「春のおとりかえ割」があり、特定の機種から機種変更すると割引、また「ずっとドコモ割」「U25応援割」のほか、データSパックでは割引がないものの、「データMパック」「データLパック」やシェアパックなどに割引が用意されている。

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