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ロードマップでわかる!当世プロセッサー事情 第352回

インテルCPUロードマップ 2016年中に10nmプロセスを量産、7nmは2019年 

2016年04月18日 11時00分更新

文● 大原雄介(http://www.yusuke-ohara.com/) 編集●北村/ASCII.jp

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 今年最初のインテルCPUロードマップの更新からあまり大きな動きはないが、2つほどトピックがあるので、まとめてお届けしたい。

2014年~2017年までのインテルCPUロードマップ

Broadwell-E最上位の
「Core i7-6950X」は1500ドル前後

 Broadwell-Eより先に、Broadwell-EPベースのXeon E5 v4が発表されたのは既報の通り。週刊アスキーのバイトリーダーイッペイがこのために与信額の多いクレジットカードを探している……という話はどうでもいいのだが、同日より販売も開始されている

 あとは、いつBroadwell-EベースのCore i7/Core i7 Extremeを発売するかは技術的な問題ではなく、マーケティングあるいは生産量的な問題になった。

 気の早いメーカー、例えばASRockは公式にX99マザーボードでBroadwell-Eのサポートを表明しており、他社もこれに追従している。

ASRockはBroadwell-EをサポートするX99マザーボードをウェブサイトで公開中だ

 さすがにまだ流通量が少ないためか、Xeon E5 v4を公式サポートしたX99マザーボード用BIOSはないが、すでにBeta版が出ているものは存在するので、基本的には時間の問題と思われる。

 スペックなどは特に前のレポートからは変化がない。ハイエンドのCore i7-6950Xは10コアになり、動作周波数は3GHz、TDPは140Wとなっている。価格は1500ドル近くになりそうだ。

 スペック的にはXeon E5-2687W v4を10コアに減らし、その分2次キャッシュが25MBに、TDPが140Wにそれぞれ減らされたという感じになる。

 E5-2687W v4が2141ドルなことを考えるとバーゲンプライスという見方もできるが、2P構成は無効化されていることを考えると1500ドルあたりが妥当な線だろう。

 6800K/6850K/6900Kのコア数や動作周波数も前回紹介したものから変わらない。いずれの製品もTDPは140Wということになっている。個人的には6コアで3.6/3.8GHz駆動のCore i7-6850Kあたりが一番使いやすい気がするが、このあたりは「なにをするか」次第だろう。

 価格は6900Kがおそらく999ドルということになり、6850Kが600ドル弱、6800Kが400ドル弱あたりに落ち着くのではないかと思われる。これが1つ目の話だ。

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