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3万円の格安PC、でもスペックは? 「アルタイル VH-AD」のコスパを検証

2016年03月15日 09時00分更新

文● MOVIEW 清水、編集●オオタ/ASCII.jp

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低価格PCなので動作する範囲は限られる14型「アルタイル VH-AD」。しっかりと確認しておきたい

 ここまで外観や操作性について検証してきた安ノートPC「アルタイル VH-AD」(第1回第2回)。税込3万円という価格を考えるとマシン性能が多少低くても致し方ないという気はするが、はたしてどのくらいの性能なのかが気になるところ。

 そこで今回は、ベンチマークテストなどを行ない、「アルタイル VH-AD」の性能について検証してみた。

バッテリの保ち時間は?

 「アルタイル VH-AD」は約1.6kgなので、外に持ち歩いて使うという用途も十分に検討できる。その場合、バッテリーはどのくらい保つのか。カタログスペックでは6.9時間と記載されているが、長く使ってバッテリーがへたり出したとき「アルタイル VH-AD」は交換することができないので、その点は念頭に置いておこう。

底面をみてもカバーを外すことができないことがわかるだろう。バッテリの取り外しはできないので注意が必要だ

CPUはIntel Celeron N3150(1.6GHz)

 「アルタイル VH-AD」に搭載されているIntel Celeron N3150(1.6GHz)は、Braswell世代のCPU。計算能力よりも省電力面に強いCPUで、バッテリーの駆動時間に一役買っている。CPUやマザーボード、メモリの構成は下記の通りだ。

CPUの構成。Braswell、プロセス・ルール14nmのクアッドコアCPUだ

 その性能を測るため、CINEBENCHをもちいてベンチマークを行なった結果が下記である。

CINEBENCHでCPUテストをしているところ
テスト結果はcbという単位で表される。ほかのCPUとの比較が表示される

 結果としてはCore i5の約半分となった。Core i3やBay Trail-M世代のCPUとの比較がないのだが、低価格・省電力モデルのCPUとしては健闘した方だろう。CINEBENCHにはOpenGLを用いたビデオカードのテストもできるので、そちらも試してみた。

CINEBENCHでOpenGLのテストをしているところ
第8世代のインテルHDグラフィックスを搭載しているが、12fps前後という結果となった

 4コアのCPUである分、2コアよりも性能は高いが少々厳しい結果となった。なおBraswell世代のCPUの実行ユニット数は12でBay Trail-M世代の4に対し3倍となっている。

ディスク速度やWindowsの快適度をチェック

 ここではドライブのディスク速度を測るためCrystalDiskMarkを用いてベンチマークを行なった。

CrystalDiskMarkの結果。Read側はまずまずの速度が出ている

 Read側の数値はそれほど遅いことはないだろうが、Write側が極端に低いのが少々気になるところ。とはいえ、ランダムアクセスではそれほどの差はないというところか。

 Windowsの快適度はWIN SCORE SHAREを用いてベンチマークを行なった。

WIN SCORE SHAREの結果

 スコアとしては見るとやはり心もとない数値が出てくる。テキスト作成やブラウジングは問題ないが、VODでの動画再生ではHD画質だと多少カクつく面が出てくる。

動作する範囲を事前に確認しておけば充分にコスパ良し!

 全体の感想としては、低価格といっても用途に限れば十分にコスト以上のパフォーマンスを得られるPC。とはいえ安いからと何も考えずに購入してしまうと思ったより動作せずがっかりしてしまうかもしれない。例えば、出張先に持っていくメール確認やブラウジング、プレゼン用PCだったり、そろそろ子どもに入門PCとして与えたいという用途だったらカチリと噛み合うはず。

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