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カナデジ〜吉井香奈恵とデジタルカメラ〜 第11回

9nine吉井香奈恵と歩く、小江戸・川越の街とデジタルカメラ

2016年03月18日 09時00分更新

文● 松野/ASCII.jp 写真●鎌田拳太郎

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この1年で変わったこと

 今回彼女に使っていただいたカメラは、久々のAPS-Cセンサー搭載ミラーレスカメラです。レンズは35mm判換算で84mmの中望遠と32mmの広角、あわせて2本の単焦点を用意し、主に85mmレンズで撮影に挑戦していただいています。

 風景撮影向けのレンズというと、画角が広く、写真に広がりを持たせやすい35mm以下の広角レンズをイメージする方も多いと思います。ただし広い範囲が写るということは、それだけ撮影の対象を絞りにくいということ。工夫せずにシャッターを切っていると散漫な写真ができやすい、とも言えるでしょう。

Photo by Yoshii Kanae

Photo by Yoshii Kanae

 85mm前後の中望遠レンズは人物撮影によく使われる焦点距離ですが、画角が狭いため、風景写真でも主題を明確にしやすく、結果的にいい写真が出来上がることも多いのです。これまでのロケで中望遠レンズはあまり使ってきませんでしたが、かんちゃんは問題なく使いこなしてくれました。

 こうしたレンズの選択はもちろん、構図の取り方やピントの合わせ方にしても、これが正解、というものはありません。まったくピントの外れてしまった写真だって、ときには魅力的に見えることもあるのが面白いところです。

Photo by Yoshii Kanae

Photo by Yoshii Kanae

 構図の取り方と言えば、彼女が撮る写真の構図も、このロケを始めた頃とはずいぶん変わっています。1年前に訪れた佃・月島では「水平からまっすぐ撮る」ことにこだわっていた彼女ですが、最近は意図的に水平を外す、より思い切った構図の写真が明らかに増えてきました。本人に確認してみたところ、自分ではあまり意識していなかった様子です。

 「昔は『額縁に入っているような、絵になる写真が撮りたい』っていう気持ちが強かったんですけど、逆に言うと、少し考え過ぎてた気もするんです。今はそこにとらわれ過ぎずに、シャッターを切る回数を増やして色々試したり、いい意味で自然に撮れるようになってきたんじゃないかなって思います。

 改めて意識してみると、最近はダイナミックな構図だったり、なんとなく人の温かみが感じられたり、そういう『生きた写真』みたいなものに対するこだわりが強くなってきているんじゃないかなって。ちょっと写真の幅が広がったみたいで、嬉しいです」

 この1年でカメラの知識を深め、たくさんの写真を撮り、カメラ女子として立派に成長を続けてきたかんちゃん。2016年はどんな姿を見せてくれるのか、楽しみですね。

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