G-Tuneのフラッグシップノート「NEXTGEAR-NOTE i71101」
Core i5-6600KとGTX 980M×2基を備えたノートで、極上のゲーム体験を
重量級ゲームも高画質で快適!
ここからはNEXTGEAR-NOTE i71101BA1-SPのパフォーマンスをベンチマークでチェックする。まずは3D描画性能を「3DMark」でチェックしよう。フルHD相当の“Fire Strike”、4K相当の“Fire Strike Ultra”のスコアを計測した。
SLIを活かせるベンチマークであるため、Fire Strikeのスコアは「11608」と余裕の1万ポイントオーバー、4K相当の描画負荷をかけるFire Strike Ultraのスコアも3811ポイントと高い。筆者の経験上、GTX 980搭載ノートだとFire Strike Ultraは3000ポイント前後をウロつく感じであるため、GTX 980MのSLIで描画負荷が分散され、その結果4K描画時のパフォーマンスが高くなっているようだ。
次はストレージ性能をみる「CrystalDiskMark v5.1.2」を利用する。
試用機のストレージは1TB HDDのみであるため、読み書き性能は今どきの高性能ノートに比べるとかなり遅い。BTOでSSDの追加が可能なので、自分の使用スタイルと予算に合わせてストレージ構成を選べる、という点を強調しておきたい。
それでは現役のゲームをいくつか試してみよう。まずは今年登場したタイトルの中では風景や髪の毛の描画が際立っている「Rise of the Tomb Raider(RoTTR)」で遊んでみた。
解像度はフルHDと4Kネイティブの2通り、画質設定はプリセットの“高”と“最高”の4通りで試した(アンチエイリアスはFXAAで統一)。テストはニューゲーム開始直後のステージにおけるフレームレートを「Fraps」で測定した。
SLIならフルHD&高設定で60fpsをほぼキープしつつ快適に遊び続けられる。4Kだとさすがにカクつきは出るが、まったく動けないというほどではない。モバイル用とはいえ、さすがGTX 980MのSLIだ。参考までにSLIを解除した状態でフルHD&最高設定でのフレームレートも計測してみると、SLIと比べて半分程度のフレームレートに落ち込んだ。
SLIと4Kの組み合わせをフルに活かすなら、描画の軽めなゲームを選ぶのが一番だ。そこで「ファイナルファンタジーXIV:蒼天のイシュガルド」公式ベンチマークのスコアーを比較してみた。画質は一番重い“最高品質”だが、4K時のみ“高品質(デスクトップ用)”も加えている。
元々描画の軽いベンチマークだが、4K設定ともなると描画オブジェクトが増え、20fps台まで落ち込む。だが高品質設定なら、4Kでも“快適”判定が得られた。
ゲームはもちろん写真現像・編集系のユーザーにもオススメ
40万円に迫る価格は、決して安くはない。だが、デスクトップ向けのCore i5にGTX 980MのSLI、さらにAdobeRGB対応4Kディスプレーといった装備の豪華さを考えると、決して無体な価格設定ではない。SLI対応ゲームでないと本機の性能をフルに発揮しにくいという弱点はあるものの、重量級ゲームでも最高~高画質でストレスなくプレーできるのは素晴らしい。
4Kディスプレーの質も高いため、写真や動画観賞、CPUのパワーを活かした編集作業までストレスなく行なえるという点も見逃せない。ゲームだけでなくクリエイティブな作業も1台で済ませたい人には、最適なマシンといえるだろう。
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