プロも唸るディテールの作り込み
行ってみたのは東京都府中市にある老舗のリハスタ「スタジオフライト」。JC-120は、A/B2つあるスタジオの両方に置いてあります。荷物を置いて、おもむろに撮影を始めようとJC-01を取り出したところ。
「あっ、これFacebookで見ました! これはJCいくつなんですか? 音を聴いてみたいんですけどいいですか? これってローランドが作ってるんですか?」
と、スタジオ店長である中村さんも興味津々の様子なので、デヴィッド・ボウイの遺作『★』を鳴らしながら、2人でじっくり見比べることに。
若干違和感があるのは、縦横の寸法比。これはJC-120より、その昔に存在したJC-20に近いかも。とはいえこれ以上細部を追求しようとしたら、タミヤにスケールモデルを発注するしかないだろうという程度の完成度です。
中村店長も「クラブやDJの連中はピンと来ないかもしれないですけど、バンドの連中は見た瞬間に食いつきますよね」と、食い気味におっしゃっていました。ただし「これを5個買うと、ホンモノが買えちゃうわけですね。いまジャズコはサウンドハウスで10万円しないですから」とも。
ううむ、やっぱり、この値段をどう考えるかが問題ですな。