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みなさん、ここはひとつ音ではなく、かっこよさにお金を出しましょう

見た目超最高、JC-120のBluetoothスピーカーは完成度高い

2016年02月28日 12時00分更新

文● 四本淑三

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リアルに回せるツマミがアガる

 JC-01のスペックは、イマドキのBluetoothスピーカーとしては、ごくありふれたものです。スピーカーはステレオで2発。ギターアンプ用スピーカーの流儀で言うなら2インチ、メートル法で言えば5センチ。当たり前ですがエミネンスとかセレッションのユニットが入ってるわけではありません。

 出力は公表されていませんが、家庭やスタジオの打ち合わせに使う程度なら、音量に不足はありません。背面には露出した状態で低域増強用のパッシブラジエーターがマウントされ、小型ながらまずまずの低域再生能力を持ちます。バッテリー内蔵で、Bluetooth接続で約7時間の再生が可能。背面には充電用のmicroUSB端子もあります。

 笑ってしまうのが、こんなルックスなのに、マイクを内蔵していてハンズフリー通話ができてしまうところ。通話ボタンも前面パネルに当たり前のように付いています。

 変わっているのは、3バンドEQが付いていること。Bluetoothスピーカーで、本体側にEQが付いている機種は珍しい。そしてボリュームを含めた操作系が「つまみ」であること。ボタンをちょこちょこ押すのではなく、右にぐいっと回ると音がでかくなるわけです。まず、このアナログっぽさに我々はアガるわけです。

 ちなみにボリューム、EQともに目盛りは0から10まであり、EQのフラットポジションが「5」なのも、ホンモノのJCシリーズと同じ。センタークリックはありませんので、目分量でつまみを置きます。

 AUDIO IN端子は、ちょうどギターインプットの位置についています。ここに楽器をつなげば、Bluetoothでつないだスマホの音楽に合わせて、楽器も鳴らせます。ただし、AUDIO IN端子はラインレベルなので、ギターは直接接続できません。マルチエフェクターやアンプシミュレーターのヘッドフォンアウトを接続しましょう。

 では、どれくらいホンモノに似ているのか。改めて比べてみるために、近所のリハーサルスタジオへ行ってみました。

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