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2015年CPUクーラー最強王座決定戦(全高130mm以上編) 第1回

全高130mm以上のCPUクーラー8製品を見極める!【第1回】

2016年02月29日 12時00分更新

文● 藤田 忠 編集●北村/ASCII.jp

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定格時とOC時の各部温度や騒音値を計測

 CPUクーラー選びで最も気になる冷却性能の見極めには、「Core i7-6700K」の定格運用時に加えて、オールコア常時4.2GHz動作(倍率42倍固定)、コア電圧1.35Vのオーバークロック運用時。

 さらにテスト中にCPU温度が瞬間的にアップし、ファン回転数も一瞬だが上昇する傾向にあるため、ファンコントローラーを使ってファン回転数をオーバークロック時の平均回転数に調節した状態の計測も行なっている。

オーバークロック時は、省電力機能などは無効に設定して常時4.2GHzで動作させている。コア電圧は1.35Vに設定

 温度などを計測した箇所と条件は以下の通り。CPU温度に加えて、メモリー(メモリー搭載サーマルセンサー)、M.2 SSDの温度、ファン回転数などを見ている。

  • CPU温度(アイドル、平均、最高)
  • VRM温度
  • メモリー温度(DIMM1、DIMM3)
  • M.2 SSD温度
  • ファン回転数
  • 騒音値

 計測条件は、OS起動後5分経過した時点を「アイドル時」。CPUに負荷を掛ける「OCCT Perestroika 4.4.1」の「CPU:OCCT」テストを10分間(待機時間、開始時1分間、終了後4分間の計15分間)実行した際の最高温度やファン回転数、騒音値を「高負荷時」としている。

 なお、CPU温度は最高だけでなく、テスト中2分間(テスト7分~9分の間)の平均値もログから求めている。その他の計測条件は以下の通りだ。

  • すべてバラック組み、マザーは水平に設置
  • 室温22度前後
  • 暗騒音32~33dBA
  • 騒音値はCPU位置からIOポート方向(マザーボードのPCケース取り付け時の排気ファン方向)へ30cmの位置で計測
  • シリコングリスは熱伝導率8.5W/m・KのArctic Cooling「MX-4」に統一
  • CPU、メモリー、M.2 SSDの温度、ファン回転数は「HWiNFO64」で計測
  • VRMはヒートシンクにサーミスタ式温度計デジタル温度計を貼り付けて温度を計測

CPUだけでなく、M.2 SSDとDDR4メモリーの温度も、モニタリングソフトの「HWiNFO64」で確認。VRMの温度のみヒートシンク部にサーミスタ式温度計を貼り付けて計測している。メモリーはCPUソケット側からDIMM1/2/3/4になる

騒音値はFUSO製デジタル騒音計「SD-2200」を使用して計測。CPUソケットの中心からI/Oポート側に30cm、ファン回転軸と同程度の高さで計測

グリスには、熱伝導率は8.5W/m・KのArctic Cooling「MX-4」を使用している

 エントリーした各製品の紹介、テストを行なっていくわけだが、そのまえにLGA 1150対応CPU最上位の「Core i7-4790K」に付属していたインテル純正クーラーも試している。

 TDP 95WのLGA 1151対応CPUには非対応になるが、秋葉原のPCパーツショップで500円程度で売られていることがあるだけに、気になる人も多いことだろう。

「Core i7-4790K」に付属してるインテル純正CPUクーラー。取り付けはプッシュピンタイプで超簡単。さらにバルクやジャンク品扱いだが、一部のPCパーツショップ店頭に安価に並んでいることも

「Core i7-4790K」付属のものの含め、上位モデルの純正CPUクーラーには、銅柱が埋め込まれている

 計測は定格動作のCPU温度のみだが、インテル純正CPUクーラーでは、最高温度が95度に達し、平均も79.5度になった。

Core i7-6700K 定格クロック(LGA 1150用リテールクーラー)
  CPU温度
(平均)
メモリー温度
(DIMM1/DIMM3)
VRM
温度
M.2 SSD
温度
アイドル時 29 ℃ 29.5 ℃/28 ℃ 28 ℃ 33 ℃
高負荷時 79.0 ℃/92 ℃ 41.3 ℃/36.5 ℃ 53 ℃ 42 ℃

 テスト中にCPU温度による動作クロックのダウンは発生しないものの、バラック、室温22度前後の状態で最高95度なのは、高負荷状態の長時間運用には不安が残る。

 「Core i7-6700K」で、LGA 1150やLGA 1151のCPUに付属しているインテル純正CPUクーラーを使うのはオススメできない。

CPU:OCCTテスト中の温度推移。平均温度は80度前後なので、定格運用の「Core i7-6700K」に使用できるが、別途用意したほうが安心だ

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