社会保険・雇用保険の手続きを楽にする「SmartHR」が増資
社労士法人スマートエイチアールも新設
KUFUは1月27日、East Ventures、DGインキュベーション、Beenextの3社を引受先とする第三者割当増資を実施したと発表した。社会保険・雇用保険の手続きを自動化する「SmartHR」の開発体制・サポート体制を強化する。
併せて、SmartHR運営メンバーである社会保険労務士(以下、社労士) 海野慶子氏が「社会労務士法人スマートエイチアール」を設立したと発表した。
SumartHRは、企業における社会保険・雇用保険の手続きを自動化するサービス。従業員情報を入力するだけで必要書類を自動作成。総務省が提供する電子政府「e-Gov」のAPIと連携し、Web上から役所への申請も可能となる。マイナンバーの収集・管理にも対応し、煩雑で時間のかかる労務手続き・労務管理から経営者や人事担当者を解放するとしている。
今回調達した資金により、SmartHRの開発体制・サポート体制を強化する方針。
同時に、SmartHRの運営メンバーでもある社労士 海野慶子氏を代表社員とする「社会労務士法人スマートエイチアール」が1月4日付で設立された。社会保険労務士の視点からSmartHRの導入をサポートするという。
今後は、対応する手続きの拡充や人事情報管理システムの強化を図る。今冬に公開予定の「Webから役所へ申請する」機能もその一環で、労務手続・労務管理の自動化を促進していく。そのほか、KUFUとスマートエイチアールの両社で、社労士向け機能も追加予定。目標として、2016年内に3000社、2017年内に2万社の導入を目指す。