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ASCII.jp名物油風呂特集 第3回

「A10-6800K」の油沈に挑戦! みるみる上がる油温に焦る

2016年01月14日 10時00分更新

文● 林 佑樹(@necamax) 編集●北村/ASCII.jp

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まずは空冷環境で
組み込み状況を作ってみる

 前段として、油を注ぐ前にセッティングを決めてみる。なんとなく、少し浮かせたほうが油の流転がイイかもと、釣り糸でぶら下げる状態にした。マザーボードにあるネジ穴を利用する形になる。

 下記写真ではフックを採用しているが、仮止めのガムテープでも保持が容易だったので、とりあえず基板を中空に浮かせたいときに便利なテクといったところだ。

フックと釣り糸でマザーボードをぶら下げた

フックではなく、ガムテープでもOK

 また油没前に、空冷で温度を見ていたところ、UEFI画面放置で76度前後をキープしていた。けっこうホットだ。念のため、グリスを高性能なシルバーグリスに変更してみたが、状況に変わりなし。そのままOSをインストールし、グラフィックドライバーもと思ったところで、下記写真の有様になった。

こんなカッコイイ系の画面になるばかりだった

 原因はメモリーの1枚が天寿をまっとうしていたようで、メモリーを1枚にしたところで安定動作したので、そのまま検証を続けることにした。

 またOCCT 4.4.1を30分実行した温度は、Packageを見ると95~97度とタフな状況になった。挙動自体は問題ないのだが、なんか温度が上がりすぎではある。グリスを塗り直しても変化はなかったが、基準値としてこれを採用。

 もろもろ終了してから気がついたのだが、温度センサーを別途CPU周辺に用意しておけばよかった。次回からのデフォルト設定にしたい。

Packageの温度変化。さくっと95~97度に到達している

TMPIN0では45度付近なのだが、UEFI画面での温度からすると、Packageを目安にしたほうがいいようだ

サーモグラフィーでの結果。30分経過直後の状態になる。この結果からすると、Packageの値がやや信用できない

空冷での動作を確認し
いよいよ油没開始!

見た目ではわからないが、OCCT 4.4.1読みの温度は不安になるくらいホット。これは今後のためのいいデータが取れそうだ!

 さて、油を注ぐターンになる。用意した油は、キャノーラ油1300g×1、600g×2だ。またエクストラパックとしてLIVA Core時に使用した油2600gも用意した。注ぐ様子は下の動画の通り。一部カットしているが、油を注ぐこと自体にすっかり抵抗がなくなっている。

 なお、パーツの生存をチェックするため、YouTubeの動画を再生しながら油を注いでいたところ、タイミングよくエラー発生し、再生が停止してしまった。これはとても心臓に悪かった。

油を注ぐ前の状態

2500g投入した時点では、少しヒートシンクが顔を出すことになってしまったが……ふと、空冷+油冷のハイブリッド冷却システムもアリじゃないかと思ったり。油の中でそびえ立つ巨大CPUクーラーは風情がありそうだ。グランド鎌クロス3とかね

LIVA Core油没実験時に使用した油をリサイクル。前回の検証から1ヵ月経っていないので大丈夫だろう

さらに2600g注いだところでヒートシンクまでしっかりと没した

CPUクーラーは回転しないだろうと思ったら、フツーに回転していた

水槽からケーブルが生えているのは、かっこいいなぁ

というわけで、見慣れた光景ができた。注いだ油は合計で5100g

(→次ページヘ続く 「やっぱりTDP 100Wは強敵だ!」)

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