このページの本文へ

前へ 1 2 次へ

RDBMS「Tibero」+分散ストレージのリアルタイムデータ分析ソリューション

ティーマックス、高速DBソリューション「ZetaData」国内発表

2015年12月08日 11時00分更新

文● 大塚昭彦/TECH.ASCII.jp

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 日本ティーマックスソフトは12月8日、「ZetaData(ゼタデータ)3」を国内提供開始することを発表した。9月から提供しているRDBMS最新版「Tibero 6」サーバーと分散ストレージサーバー群をInfiniBand接続し、さまざまな高速化技術の採用により高性能かつスケーラビリティの高いOLTP/OLAP統合データ環境を実現する。

Zeta Data 3の特徴。ストレージI/Oのボトルネックを解消するためにさまざまな技術を投入

 ZetaData 3は、Tiberoクラスタと分散ストレージサーバークラスタ、両者を結ぶ高速なInfiniBandネットワークで構成される、OLTP/OLAP統合データソリューション。一般的なDB環境でパフォーマンスのボトルネックになりがちなストレージI/O部分に、さまざまな高速化技術を盛り込んでいる。

Zeta Dataのアーキテクチャ。Tibero DBクラスタと、ストレージサーバー群をInfiniBandで接続している。DB/サーバー群は柔軟にスケールアップ/スケールアウト可能

 具体的にはまず、Tibero 6が備えるストレージ仮想化レイヤー(TAS:Tibero Active Storage)を介してx86ベースのストレージサーバー群への並列書き込み/読み出しを行うアーキテクチャがある。InfiniBandネットワークでは低負荷/高速なRDS/RDMAプロトコルを採用しており、同社テストでは通常のSANと比較して「7倍以上」の通信スピードを実現したという。

InfiniBandとRDS/RDMAプロトコルの採用により、多数のノードを接続する場合のネットワークボトルネックを解消

 さらに、「ファンクション・オフローディング機能」を採用しており、ストレージサーバー側でSQL条件を理解し、DBサーバーが必要としている行/列だけを転送対象とすることで、転送データ容量を大幅に抑制する。

 加えてストレージサーバーで、頻繁に使われる条件列の要約情報をメモリ上で保持する「ストレージデータマップ機能」を採用している。これらの機能により、不要なディスクI/O回数を削減するとともに、ストレージI/Oにかかる時間を大幅に短縮している。

DBサーバーに転送するデータをあらかじめ絞り込む「ファンクション・オフローディング機能」

列に含まれるデータの要約情報をメモリ上に保持して不要なディスクI/Oを防ぐ「ストレージデータマップ機能」

 ストレージサーバーでは、1台あたり最大6.4TBのフラッシュキャッシュも搭載している。頻繁に利用されるホットデータは自動的にフラッシュキャッシュ上へ格納し、ランダムI/O発生時の応答時間を向上させる。

 こうした高速化機能を投入した結果、ZetaDataは通常のTiberoよりも大幅に高速化している。TPC-Hベンチマークの結果では、最高20倍のパフォーマンス向上が見られたという。

通常のTiberoとZetaDataとのパフォーマンス比較

 また、ストレージ仮想化レイヤー(TAS)の存在によって、ストレージサーバー/ディスクを無停止で拡張することができるほか、ディスク間のデータ分布の均等化(バランシング)やフェイルオーバーも自動で処理される。Columnar Complession(列圧縮)技術によるディスク容量の大幅な削減も可能。

Columnar Complession(列圧縮)を適用することで、データサイズを最大5分の1程度まで圧縮できる

 ZetaData 3の国内提供開始は2月初旬から。標準構成(Tibero DBサーバー×2、ストレージサーバー×3)の参考価格は1536万1800円(税抜)から。なおこの価格にハードウェア費用は含まれない。

(→次ページ、“仮想敵”はオラクルのExadata

前へ 1 2 次へ

カテゴリートップへ

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

アクセスランキング

  1. 1位

    トピックス

    “持たない家電”ランキング、もはや定番のアレがやっぱり1位なような

  2. 2位

    トピックス

    思い切った慶應義塾 全教職員にNotion導入で168年分の知的資産をAIに食わせるプロジェクトが始動

  3. 3位

    ビジネス

    管理職こそ大事にしないとまずくないか? 約4割が「続けたい、と答えない」現実

  4. 4位

    TECH

    訓練だとわかっていても「緊張で脇汗をかいた」 LINEヤフー、初のランサムウェア訓練からの学び

  5. 5位

    トピックス

    インバウンドの頑張りランキングベスト3は「大分県」「岐阜県」「佐賀県」 努力が光る結果に

  6. 6位

    データセンター

    液冷技術の最先端が集うイノベーションラボ「DRIL」、印西のデータセンターに現わる

  7. 7位

    トピックス

    リモートワークは福利厚生なの? ITエンジニアが本当に欲しい福利厚生第1位となる

  8. 8位

    ビジネス

    ランチ抜きが22%!? 物価高で「水筒・コンビニ控え」が定着する中、なぜか「推し活・美容費」だけは死守するオフィスワーカーたち

  9. 9位

    TECH

    身代金要求攻撃の被害額は「1社平均6.4億円」 それでも6割超が「支払いを否定しきれない」苦境

  10. 10位

    ビジネス

    廃校がAIの心臓部に!? 地方の遊休施設を「AIデータセンター」に生まれ変わらせるハイレゾの挑戦がアツいぞ

集計期間:
2026年04月14日~2026年04月20日
  • 角川アスキー総合研究所