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RDBMS「Tibero」+分散ストレージのリアルタイムデータ分析ソリューション

ティーマックス、高速DBソリューション「ZetaData」国内発表

2015年12月08日 11時00分更新

文● 大塚昭彦/TECH.ASCII.jp

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“仮想敵”はExadata、SIerやハードウェアベンダー、ISVとの協力も

日本ティーマックスソフト 代表取締役社長の佐藤成徳氏(右)と、代表取締役副社長の羅鍾弼(ラ ジョンピル)氏

 日本ティーマックスソフト 代表取締役社長の佐藤成徳氏は、企業におけるビッグデータ分析ニーズの高まり、特に経営判断における「リアルタイム分析」や「DB/DWH(OLTP/OLAP)統合」への要求が高まっていることが、ZetaDataリリースの背景にあると説明した。

 ハードウェアは汎用的なx86サーバーであり、必要に応じて柔軟にスケールアップ/スケールアウトしていくことができる点も特徴である。「サーバー単位のスケールアウトだけでなく、CPUやメモリ、ディスクの単位で細かくスケールアップしていくこともできる。(ノード単位での拡張が基本の)競合データベースアプライアンスにはない特徴」(羅氏)。

DBサーバーとストレージサーバーを個別にスケールアップ/スケールアウトできる。広帯域なInfiniBandを使用しているため拡張性が高い

 ZetaDataの“仮想敵”は、オラクルの「Exadata」と言えるだろう。佐藤氏は、企業規模を問わず、高速なデータ分析基盤へのニーズが高まっているものの「Exadataは高くて手が出ないという顧客の声は多い」と語る。ハードウェア構成にもよるが、ソフトウェアライセンスのコストだけを比較するとオラクルの約半額であり、中堅企業層もターゲットに入れ、より手頃なビッグデータソリューションとして展開していく。

 また販売戦略として佐藤氏は、SIベンダーや販売代理店を通じてハードウェアへの事前導入/設定済みで納入するパターン、ハードウェアベンダーとの協力によりアプライアンス化(OEM含む)して提供するパターン、またISVとの協力によるアプリケーションとパッケージ化するパターン、などを検討していくと語った。今後、製品認証の実施や、リファレンス構成などの用意も進めていく。

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