大画面ばかりがスマホじゃない!
「Xperia Z5 Compact SO-02H」を試す
ドコモの今冬モデルには、3つの異なるタイプのXperia Z5が用意されており、その中でもっともコンパクトなのが「Xperia Z5 Compact SO-02H」だ。今となってはすっかり小型スマホは減ってしまい、国内キャリアから登場するものとしては、ここ最近ではXperiaかAQUOSのコンパクトモデルくらいになっている。
しかし、片手操作がしやすいサイズとして小型端末の需要は確実にあり、特にXperia Z5 Compactは気になっている人もいるハズ。そんなわけで、今回はXperia Z5 Compact SO-02Hをチェックしていく。
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今回レビューするのはドコモからリリースされた「Xperia Z5 Compact SO-02H」 |
Xperia Z5を踏襲したデザイン
Xperia Z5 Compact SO-02Hは、ディスプレーが4.6型、解像度は720×1280ドットのパネルを採用しており、本体サイズは約65×127×8.9mmと、片手操作がしやすいサイズだ。重量は約138gで軽くも重くないといった印象。
外観は兄弟機であるXperia Z5をベースにリサイズしたデザインになっている。もちろん、長兄である「Xperia Z5 Premium」ともデザインの路線は共通しているが、背面パネルや素材などにそれぞれ特徴がある。
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本体正面。目立った部分はなく、引き続きフロントステレオスピーカーを採用する。SONYロゴが控えめになっている点もチェックポイントだろうか | 本体背面。アウトカメラとLEDの構成。ドコモロゴがやや地味。また背面はフロスト加工で指紋が目立ちにくくなっている |
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本体頂部。ヘッドフォンジャックとサブマイクがある | 本体底部。microUSBとマイク |
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本体左側面。microSDとSIMカードスロット、ストラップホールがある。また側面はポリカーボネイトを部材とするが、金属っぽい塗装だ | 本体右側面。シャッターボタン、ボリュームボタン、電源ボタンがある |
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microSDとSIMカードスロットを露出させた状態。microSDカードは200GBまで対応する |
デザイン面で大きな変化といえば、電源ボタンだ。指紋センサーを内蔵したことで、トレードマークだった円形のボタンからフラットで横長のボタンに変更されている。指紋センサーについては後述する。
スペックを見ると、SoCにSnapdragon 810(MSM8994)をXperia Z4から引き続き採用している。同SoCは熱処理が難しいが、Xperia Z5 CompactはCPUの制御を密にして対応しているようだ。この点はベンチマークのパートで触れよう。そのほか、メモリー2GB、内蔵ストレージ32GBと、小型であっても十分なスペックを持っているので、ゲームをヘビーにプレーするのでなければ、一般的な用途で困ることはまずないだろう。
「Xperia Z5 Compact SO-02H」の主なスペック | |
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メーカー | ソニーモバイルコミュニケーションズ |
ディスプレー | 4.6型液晶 |
画面解像度 | 720×1280ドット |
サイズ | 約65×127×8.9mm |
重量 | 約138g |
CPU | Snapdragon 810(MSM8994) 2GHz+1.5GHz(オクタコア) |
内蔵メモリー | 2GB |
内蔵ストレージ | 32GB |
外部メモリー | microSDXC(最大200GB) |
OS | Android 5.1 |
最大通信速度 | 下り最大225Mbps |
LTE対応周波数 | 2GHz/1.5GHz/1.7GHz /800MHz/700MHz/TD-LTE |
キャリアアグリゲーション | ○ |
VoLTE | ○ |
無線LAN | IEEE802.11ac(2.4/5GHz対応) |
カメラ画素数 | リア:2300万画素/イン:510万画素 |
バッテリー容量 | 2700mAh(交換不可) |
FeliCa | ○ |
NFC | ○ |
ワンセグ | ○(録画対応) |
フルセグ | × |
NOTTV | × |
ハイレゾ再生 | ○ |
赤外線通信 | × |
防水/防塵 | IPX5/X8/IP6X |
SIM形状 | nanoSIM |
連続待受時間(3G/LTE) | 約430時間/約400時間 |
連続通話時間(3G/LTE) | 約700分/約1080分 |
カラバリ | Yellow、Graphite Black、White、Coral |

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