かけ算も簡単
かけ算は、かける数のぶんハンドルを回します。
たとえば右上に128をセット。あとはただハンドルを回すだけで、ガチャンガチャンと回すたびに×2、×3とかけ算が行なわれます。左下の窓にその数字が表示され、右下の窓の数字は128→256→384と増えていくという具合です。
複数桁のかけ算は、一の位のかけ算をしたあと手前の部分を1桁右にずらし、十の位をかけ算、終わったら百の位……と繰り返すことで行なえます。128×32=4096だったら、まず128×2=256を計算。手前のレバーを右に押して左下の矢印を十の位に合わせます。
そのままハンドルを3回回すと左下の表示が32となり、右下には結果の4096が表示されました。
これも動作バッチリ!
3つ以上の数字をかけるときは、下に付いている連乗用ツマミを使用することで連続して計算が可能です。見慣れた数字である128×16×32=65536を計算してみます。
まず128×16の計算をし、右下に2048を表示させます。
次に右上の数字をセットする部分をレバーでゼロクリア。
手前にある連乗用ツマミを握りつつ右手前のレバーを引くと、右下の2048が右上に移ります。
左下の16をレバーでゼロクリアし、2048×32を計算すれば無事65536が求められます。
数字が表示されているところにある位取りの指針を使えば小数点のある計算もでき、引き算や割り算はレバーを逆回転させればオーケー。結果がマイナスになると警告の鐘がチーンと鳴って知らせてくれます。これがすべてギアの噛み合わせでできているとは、なんてよくできた機械なんでしょう。
もちろん使い勝手やスピードは電卓やPCにかなうはずもなく、複雑な計算もできません。でもなんていうんだろう。そういった実用的なことはさておき、のんびりと計算がしたくなってしまいます。計算そのものを楽しめるというか、なんとも不思議なガジェットです。
そういえば初めて電卓を触ったとき、意味もなく計算したなぁなどと超昔のことを思い出しつつ、今回はこのへんで。
この連載の記事
-
第347回
デジタル
ダイヤルを回すだけでフィットするシューズ「DICTATOR」を衝動買い! -
第346回
デジタル
ハンヴィーのシート交換で若干のトラブルが! -
第345回
デジタル
未使用新品&中古美品のハンヴィー用シートをまとめ買い! -
第344回
デジタル
Beatsのヘッドホンが手放せなくなりました -
第343回
デジタル
そっぽを向いていたハンヴィーのタイヤが直りました! -
第342回
デジタル
米軍車両ハンヴィーのタイヤがとんでもないことになった話 -
第341回
ゲーム・ホビー
米軍払い下げの南京錠、何個買えば気が済むのか -
第340回
自動車
米軍車両ハンヴィー、車両維持費だけでなく修理費や改造費もかかっています -
第339回
自動車
米軍車両ハンヴィーの気になる車両維持費、燃料代を除けば月1.5万円です -
第338回
ゲーム・ホビー
アレルギー検査を受けてみたら、まさかの猫アレルギーが発覚! -
第337回
Apple
古いApple IDをMacとiPhoneから一掃して、Apple Watchの初期設定がついに完了! - この連載の一覧へ