ホワイトシルバーな外観が家電ぽい低価格ノートPC
HP「HP 14-ac100」
「HP 14-ac100」シリーズもまた、3万円台から購入できる格安ノートPC。液晶サイズは14型で、先ほど紹介した「Lenovo G50」よりは若干小さめサイズとなるが、こちらも光学ドライブを搭載したベーシックな製品だ。
シリーズは「ベーシックモデル」「エントリーモデル」「スタンダードモデル」の3ラインナップ構成になっており、「ベーシックモデル」が直販価格で3万7800円~で販売される。今回試用したのは、そのベーシックモデルに該当する「HP 14-ac103TU」だ。
HP 14-ac103TUは、CPUに「Celeron N3050(2.16GHz)」を採用。内蔵HDDは500GB、メモリは4GBを搭載し、DVDスーパードライブを内蔵する。OSはWindows 10。なお、同一ハードウェアスペックでWindows 8.1を搭載している前モデル「HP 14-ac000」シリーズも11月初旬時点で併売されている。
14型ディスプレーの解像度は1366×768ドット。一般的なノートPCの解像度がフルHDクラスな現状を考えれば、やや狭いと言わざるを得ない。しかし、たとえばウェブを見たりOffice作業だったり、ネットでストリーミング動画を視聴するといった操作を(複数のソフトを同時展開するのではなく)単体で行なうのであれば、画面サイズ、スペック共に必要十分だと思う。
キーボードはテンキーなしのフルキーボード。本体デザインと統一感のある、角丸なキートップが印象的。
キーピッチは約19mmでストロークはやや浅め。キートップも平らな感じだがしっかり打てる。打鍵したときに本体がたわむ感じはほとんどない。
キーボード周辺とパームレスト部分は、天板同様の白色ではあるが「クロスブラッシュパターン」という模様が採用されており、汚れが目立たないようになっている。
華美なところはないものの、かといってプラスティック然とした無骨なデザインでもない、基本機能の充実した低価格ノートPCだ。
ホワイトシルバーの筐体は、リビングに置いておいても違和感のない、ある意味ベーシック家電に近いデザインにも感じる。生活圏に違和感のない1台を身近に置いておきたい人にオススメだ。
日常使いのデバイスとしてノートPCはまだ必要!
スマホやタブレットに加えた、「もう1台の日常使いのデバイス」として、ノートPCはまだまだ有効だ。かといってわざわざコストをかけるほどでは……という人には、ぜひここで紹介したような低価格ノートPCの導入を検討していただきたい。
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