「X14」というコード名を冠した新無線LAN APもお披露目!
RT100i、クラウド接続、LANマップまで!SCSKがヤマハセミナー開催
2015年11月13日 07時00分更新
ネットワークの障害対応を迅速に解決するLANマップ
続いて登壇したSCSKの横山悦巳氏は、ヤマハ独自の「LANマップ」の活用について説明。機能の概要のほか、実際のデモ、さらには活用例などを披露した。
LANマップは「RTX1210」のようなLANマップ対応のルーターとL2スイッチのSWXシリーズ、無線LAN APを組み合わせ、トポロジ検出やループ検出、スナップショットなどの機能を実現する機能。本社側の端末から、遠隔にある拠点のネットワークの状態を端末まで含めて確認できる。
LANマップではLANの構成を検出・管理する「トポロジ検出+一覧マップ」を持つ。ヤマハのネットワーク機器のほか、PCやスマホ、プリンターなどの端末との物理的なLAN接続を追うことで、「みなさまをLANの構成管理の負荷から開放する」(横山氏)というものになる。接続状態を見える化するだけではなく、一覧図を作成することも可能だ。
その他、ループしている可能性があるポートを表示する「ループ検知」や、機器の消失や意図しないユーザー操作や未登録端末などを検出するスナップショットなどの機能を搭載しており、管理の省力化やセキュリティ対策などに活かすことが可能になる。これらの機能は、LANループや予期せぬ電源断、ケーブル抜け、装置故障などネットワークトラブルの原因となる順位を元に作られており、トラブルをいち早く発見できるとともに、コマンドでの解決の前段階として役に立つという。
横山氏はデモンストレーションで各機能の動きやGUIを披露した後、「ヤマハのルーターのお客様は、多くの拠点を少人数でサポートしている場合が多い。LANマップは、効率性をもたらすことができると思って、開発した機能。ルーターといっしょにLANマップを使えるスイッチもぜひご提案いただきたい」とまとめた。
なお会場では「X14」と称された無線LAN APの新製品が展示されていた。新たにIEEE802.11acに対応するほか、WLX302で搭載されていた無線LANツールを省いたという。筐体も刷新され、オフィスやショールームで違和感のないデザインに変更されている。