このページの本文へ

11ac対応、SSL検査機能、競合製品比較で高い価格性能比をアピール

デル、中堅中小/SOHO向けUTM「SonicWALL TZ」5機種を発表

2015年10月30日 06時00分更新

文● 大塚昭彦/TECH.ASCII.jp

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 デル・ソフトウェアは10月29日、中堅中小企業/リモートオフィス/SOHOオフィス向けのUTM「SonicWALL TZシリーズ」5製品を発表した。従来モデル比でスループットが最高4倍に向上したほか、内蔵無線LANアクセスポイントで802.11acに対応している。

新製品「SonicWALL SOHO W」を手に説明する、デル・ソフトウェア リージョナルセールスディレクターの藤岡健氏

 今回発表されたのは、UTMスループット50Mbpsの「SonicWALL SOHO W」から、同500Mbpsの「SonicWALL TZ600」までの5モデル。価格はオープンで、11月中旬からの提供開始予定。

SonicWALL TZシリーズ(SOHO/TZ300/TZ400/TZ500/TZ600)の主要スペック/パフォーマンス一覧。なおTZ600のみ、アクセスポイントを内蔵していない(外付けのSonicPointを利用)

 上位シリーズである「SuperMassiveシリーズ」や「NSAシリーズ」と同様に、TZシリーズでもDell SonicWALLが運用する「Global Response Intelligent Defense(GRID)ネットワーク」が収集/提供する脅威情報を利用して、最新の脅威に対抗する。また、SSLトラフィックを復号したうえでの検査(関連記事)、ボットネットフィルタやGeo-IPフィルタ、アプリケーション可視化などの機能も備える(一部機能はオプションライセンス)。SSL検査機能ではアプリケーションごと、サイトごとの対象/除外指定なども可能だ。

 さらに、リモート集中管理ツールである「Dell SonicWALL Global Management System(GMS)」に対応しているため、支社/ブランチオフィスに設置された多数のTZシリーズを本社から一元管理できる。

 デル・ソフトウェア リージョナルセールスディレクターの藤岡氏は、今回の新製品では「従来比で最高4倍の性能」「11ac対応の無線LAN内蔵」「SSL(暗号化トラフィック)検査機能」の3点が特徴だと語った。「業界トップクラスの価格性能比だと考えている」(同氏)。

フォーティネットなど、競合製品とのコストパフォーマンス比較

“マイナンバー需要”で業績は堅調、さらなるシェア拡大狙う

 藤岡氏は、国内のSonicWALLビジネスが順調に伸びている現状も紹介した。

TZシリーズを加えたSonicWALLのラインアップ。今年度のSonicWALLビジネスは「SMB市場を中心に、堅調に推移している」(藤岡氏)

 FY2016上期(2015年2月~7月)における国内SonicWALLビジネスは、UTMおよびリモートアクセスソリューションが「マイナンバー対策」として多く導入されたことを背景に、売上高で前年度同期比13%増加、出荷台数では過去最高となる同47%増加を記録した。

 IDC Japanによる国内UTM市場シェア調査(新規アプライアンス出荷台数ベース)でも、2014年度はDell SonicWALLが12%の市場シェアを獲得して2位にランク上昇している。シェア1位のフォーティネットがまだ50%以上を占めるものの、「シェアの伸び率では他社を相当上回っている。来年はこのシェアを5~10%(ポイント)は増やしていきたい」と藤岡氏は語った。

 藤岡氏は、さらなるシェア拡大のための方策として、今回の新製品投入のほかにも、来年前半まで続くマイナンバー需要への対応、リセラーとの協業推進、IoT分野におけるデバイスメーカーへのハードウェア/ソフトウェアライセンス提供といった取り組みを挙げた。

 また、ネットワークセキュリティ技術部 部長の安藤正之氏も、TZシリーズは他社製品と比較してコストパフォーマンスが高いことを強調。現在備える豊富な機能に加え、今年末ごろには、クラウドベースのサンドボックス機能も新たに提供する予定だと述べた。

カテゴリートップへ

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

アクセスランキング

  1. 1位

    TECH

    訓練だとわかっていても「緊張で脇汗をかいた」 LINEヤフー、初のランサムウェア訓練からの学び

  2. 2位

    ITトピック

    若手が言わない“本音の退職理由”上位は/「データ停止は景気後退よりも企業の脅威」6割/クライアントに告げずAI活用するフリーランス、ほか

  3. 3位

    ビジネス・開発

    最悪のシナリオは「フィジカルAI」による基幹産業の衰退 日本の勝ち筋は、“同期技術”と“ドメイン知識”

  4. 4位

    Team Leaders

    ファイル名が命名規則に合っているかの自動チェック、Power Automateのフローで実現しよう

  5. 5位

    TECH

    “GPUなし”ノートPCで動くLLMで、ローカルAIエージェントを自作する

  6. 6位

    TECH

    糖尿病超早期を採血なしで検出、予防へ! 代謝や臓器のつながりに着目した予防法開発

  7. 7位

    ビジネス

    廃校がAIの心臓部に!? 地方の遊休施設を「AIデータセンター」に生まれ変わらせるハイレゾの挑戦がアツいぞ

  8. 8位

    データセンター

    液冷技術の最先端が集うイノベーションラボ「DRIL」、印西のデータセンターに現わる

  9. 9位

    TECH

    業界横断で“サイバー攻撃から供給網を死守” NTT・アサヒ・トライアルらが「流通ISAC」始動

  10. 10位

    Team Leaders

    バックオフィス業務もAIに“丸投げ” マネーフォワードが「Cowork」機能を2026年7月に投入へ

集計期間:
2026年04月08日~2026年04月14日
  • 角川アスキー総合研究所