ニコン歴代のカメラ&デジカメが並ぶ「ニコンミュージアム」
ニコンが10月17日にオープンする「ニコンミュージアム」。そのオープニングセレモニーおよびプレス向け内覧会が10月16日に開催された。
ニコンミュージアムは2017年7月に同社が創立100周年を迎えるにあたり設立された施設で、本社(品川インターシティ C棟)の2階にある。入場は無料で、平日の10~18時まで開館している(日曜、祝日および一部の日は休館)。
入口近くでは、世界最大級のガラスインゴットがお出迎え!
1950~60年代の製品。懐かしいと思われる人も多いのでは……
1980年代後半から90年代にかけての製品
1990年代後半の製品
2000年代の製品
館内にはカメラはもちろん、バイオ・医療機器や半導体関連装置、天体望遠鏡など、同社のさまざまな事業の100年の歩みを学べる展示が並んでいる。ごく一部ではあるが、その展示品を写真で紹介する。
ドイツ人技師をスカウトし、1921年に国内工場に配置。レンズの光学設計や試作を行なった
1931年に誕生した「NIKKOR」レンズ。当時の社名の略称(日本光学工業→日光)に写真レンズの末尾によく使われていた「R」を足したのが名前の由来
もちろん、レンズの展示コーナーもある
世界最長の焦点距離を持つズームレンズ(1990年)。1200~1700mm
ニコン初の小型カメラ「Nikon Model 1」(1948年)。Nikonブランドが初めて使われた
本邦初公開となる、Nikon Model 1の試作機。20台しか作られなかったそうだ
同社初のレンズ交換式一眼レフ「ニコン F」(1959年)
ニコン Fにコンツールファインダーを組み込んだ試作機。こちらも初公開とのこと
世界初のオートフォーカス機構試作機(1971年)。最近倉庫から発見されたものらしい
2群という最小限の構成を実現したワイドズームレンズ(1960年)。ただし、カム構造の問題などで発売はされなかった
鏡筒前面にライトを埋め込んだ医療用ズームレンズの試作機(1976年)
双眼鏡の歴史も一目でわかる
お土産の購入も可能。ミュージアム限定品の「ニコン一口ようかん」や、ミュージアム先行販売となる「ナノブロック Nikon F」など
オープニングセレモニーの様子。左から、初代館長を務める執行役員の今 常嘉氏、日本カメラ財団の理事長を務める森山 眞弓氏、ニコン取締役社長の牛田一雄氏