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未来的なメールの使い方を創造する

Inboxを開発したグーグルの中の人にいろいろと聞いてみた

2015年10月16日 19時00分更新

文● 柳谷智宣 編集●飯島恵里子/ASCII.jp

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Inboxの5大機能をおさらいする

 Inboxの主要な機能は「バンドル」「ハイライト」「リマインダー」「アシスト」「スヌーズ」の5つ。それぞれをシャリーニさんに簡単に説明してもらった。

  • バンドル
  •  メールの内容を分析して、自動的に分類してくれる機能のこと。例えば、ダイレクトメールのようなプロモーション、請求書などの財務関係、フライト予約などの旅行関係などを自動的にまとめてくれるのだ。購入したものや請求書などを同時に処理できるようになるので、手間が省ける。

    メールがバンドルされることで航空券情報や新着メールなどに仕分けされる。メールの内容を分析しユーザーが必要とする情報、例えば航空機の離発着情報などをリストの状態で確認できるハイライトはとても便利

  • ハイライト
  •  例えば旅行の際、モバイルデバイスではフライト情報は見づらいことがある。そんなとき、ハイライト機能はユーザーが必要とする情報を、概要やサムネイルとしてメール一覧に表示してくれるのだ。航空機の離発着時間などが、リストの状態で確認でき、利便性が高い。また、便利なだけでなく「喜びやワクワク感を提供したい」とシャリーニさんは言う。例えば、友人が旅行していたり、家族の中で新しい子供が生まれた場合、彼らから送られてくるメールはInboxの上の方に表示するようにして、ワクワク感を楽しめるようにと意識しているのだ。

    「ピン」を付けたメールを受信トレイのトップに移動するリマインダー。付箋にメモを書くような使い勝手のアシスト機能は、しなければいけないことなどの覚書きを自由に書き込める

  • リマインダー
  •  TO DOリストをメールアプリの中でシームレスに管理できる機能だ。Inbox開発チームは、人々はとにかく忙しく多くの連絡を受けていると感じていた。その中でも、メールを通じていろいろな人から何かやってほしいという要求が入ってくる。もちろん、自分でやらなければいけないと考えることもある。これらを付箋紙に書いて手近に貼ったのに、紛失するケースは多い。コンピューターやスマートフォンに貼る人もいるが、これは本末転倒だ。リマインダーを利用すれば、TO DOを漏れなく登録、管理できるようになる。さらに、リマインダー機能が孤立化しないように工夫も凝らされており、Google NowやGoogle Keep、Google Calenderといったサービスとの連携も進められている。

  • アシスト
  •  リマインダーに加えて、Inbox開発チームが集中し、時間もかけたのが、アシストという機能だ。情報を得るだけでなく、実際にものごとを進める手助けをしてくれる。理想では、9割がたのユーザーが必要としている作業をInboxが代わりに処理することを目標としているという。例えば、ハードウェア販売店に電話をかけななければならないとか、あるいはその店舗から何かを購入するということであれば、リマインダーとアシストを通じてその店の開店時間や電話番号を教えるとか、道筋案内をしてくれるとか、あるいはその店は10分後に閉店してしまうので、明日その店に行ったほうがいいですよ、というような助言を与えるということが考えられる。

    日にちや時間、場所を指定して、メールやリマインダーをスヌーズできる。しばらく記憶から外したいことを再び思い出したいタイミングで受信トレイに戻す

  • スヌーズ
  •  新しく発生したタスクは、必ずしも今すぐに処理しなければいけないわけではない。家に帰ってからとか、来週の火曜日であったり9ヵ月後であったりすることもある。それでも従来のTO DOリストで管理しようとすると、見る必要がないときに表示されるのがわずらわしいところ。そんなとき、スヌーズ機能を使うことによって、そのTO DOが適時的確な場所において現れるようにできるのだ。

 Inboxは常に進化し続けている。例えば、この数ヵ月の間にタブレットやそのほかのブラウザー向けをリリースするなど、よりオープン化された形で展開している。初めて、モバイルアプリにおいてアンドゥセンド(送信取り消し)という機能にも対応している。

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