毎年、防災の日(9月1日)の前後になるとさまざまなアイデアが盛り込まれた防災グッズが販売される。多少なりともテクノロジーに関する商品には、プラスアルファ機能を備えた懐中電灯やラジオなどが多く見られる。
昨今では、これら“被災時の必携アイテム”に加えて、スマートフォンやケータイを継続稼働させるための充電式電池やUSBモバイルバッテリーなども、この機を逃さないとばかりに仲間に加わってくる。すでに懐中電灯はその多くがLED系の発光素子に移行し、省電力で長い発光時間を実現している。
今回、筆者が衝動買いした防災グッズとも言える商品は、モバイルユーザーなら自室に1個や2個は転がってる“USBモバイルバッテリー”を活用することで、強力な懐中電灯に変身する「USB望遠LEDライト」だ。
モバイルバッテリーを懐中電灯にする
「USB望遠LEDライト」
先行して海外市場で販売されている商品は「USB Torch」(USBトーチ:たいまつ)と呼ばれている商品だ。筆者的にはこっちのネーミングの方が感覚的にシックリとくる。国内向け商品名の「USB望遠LEDライト」は、ごく普通の高機能懐中電灯には標準的に提供されている“ズームフォーカス機能”を意味しているようだ。
本体部分が約10mm伸長することで、約50m先までフォーカスが可能。光量は48ルーメン(1W)、本体の重量は38g、円筒形の本体直径は32mm、縮小時の全長は61.5mm。LEDの最大電流値は500mAhなので、安心して使える規定値内のUSBデバイスだ。
規格外の商品ではないので、国内で市販されているUSBモバイルバッテリーやUSB・ACアダプターは、そのすべてで使用できるだろう。当然ながらUSB望遠LEDライトを常時携帯して移動先や出張先で懐中電灯として活用するには、USBモバイルバッテリーとの組み合わせが必要だろう。
モバイルするのか、基本的に手に持って使うのか、机の上に設置して活用するのかなどのシチュエーションによっても、USBモバイルバッテリーの形状に求められる要素は違ってくる。
今回は、筆者宅に転がっているいくつかのUSBモバイルバッテリーをUSB望遠LEDライトに接続して、その使い勝手を少しだけ検証してみた。
次ページへ続く、「接続するモバイルバッテリーの外形デザインに使い勝手が左右される」
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