細かい進化をチェック!
電源オンでもUSBからの給電が可能に!
EVFは大きく強化された。ただ遅延があるため(だいぶ改善された感はあるが、遅延の値は非公開)、いろいろなシチュエーションで使用してみたが、風景やスナップは別として、人物の場合は結局、肉眼視をしながらシャッターを切ることばかりだった。
とはいえ、α7のように発色が怪しいわけでもないので、設定適用されたプレビューを確認しながら撮影できるのは便利だといえる。
注意点としては視度補正をカリカリに合わせると目まいや頭痛を起こす可能性があるので、視度補正の場合は、ぼやけた状態からくっきり見えたところで止めるべき。
物理的な距離が近いのもあって、それ以上、視度補正ダイヤルを回すと先の症状を起こしやすい。α7からのお約束だが、マニュアルに今だその記載を発見できていないので、ここで記しておく。
小便利なところしては、電源をオンにした状態でもUSBバッテリーなどから給電可能になった部分だ。
手ブレ補正機構を内蔵したり、機能追加により、バッテリーの減りが気になるケースは多くあった。またタイムラプスや動画といった場合でもだが、この給電機能により、その点の不安は半分ほど解消される。
なぜか。充電時の入力を見ていたところ、電源オフ時は1.4A前後、電源オン時は0.5A前後の入力になり、微妙にゆっくりバッテリー残量が減っていくといった動きだったからだ。そのため、これまで通り、移動中に充電しておくのを基本としておくのがいいだろう。
SDメモリーカードの種類が厳格化!
アダプターを介すと認識してくれないことも
α7IIではなかった傾向として、SDカードのチェックが厳格化されている。XAVC S 4Kでの録画にも対応したためと思われ、条件を満たすSDメモリーカードの使用を推奨するメッセージも表示される。
ただ、いくつかSDメモリーカードで試したところ、条件を満たす製品であっても、エラーが表示されることがあった。また、microSDカードtoSDメモリーカードアダプターを使用していると、SDメモリーカード自体を認識しないこともあるため、購入にあわせてストレージの見直しも必要になるだろう。
(次ページに続く、「撮影データで見るα7RII」)
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