
今回のことば
「ファンの方々の熱さにびっくりした。今回の盛り上がりは、とてもうれしい」
(日本マイクロソフト・平野拓也社長)
顔と名前が一致しない、マイクロソフトの平野です
日本マイクロソフトは、7月29日から、Windows 10を提供開始したのにあわせて、同日午後7時30分から、東京・恵比寿のEBiS 303で、ファンイベント「Windows 10 Fan Celebration Event」を開催した。
早期検証プログラム「Windows Insider Program」に参加した開発者やユーザーなど、約500人を招待。日本マイクロソフトの平野拓也社長をはじめとする同社関係者も駆けつけた。
ステージに登場した平野社長は、「顔と名前が一致しない平野です」と、お得意のジョークで会場をわかせながら、「待ちに待ったWindows 10の登場です」と、日本におけるWindows 10の提供開始を宣言してみせた。
平野社長は、父が日本人、母が米国人。「北海道で生まれた道産子」(平野社長)だが、外見は米国人のように見える。そのため、社長就任会見以来、公の場ではこのジョークで切り出すことが多い。
平野社長は、「Windows Insider Programの参加者の方々には感謝をしている。今日は、一緒にWindows 10を作っていただいた皆さんと一緒に、ローンチの喜びを分かち合いたい」と、参加者に呼びかけた。
あっという間の1ヵ月だったと語る平野社長
日本マイクロソフトは、毎年7月から新年度が始まる。
7月1日付けで社長に就任した平野社長は、多忙な1カ月を送った。
7月2日の社長就任会見を皮切りに、同社社員向けの事業方針説明、米オーランドで開催されたワールドワイドパートナーカンファレンスへの出席、全世界から1万3000人の社員が出席する社員総会への出席のほか、大手顧客やパートナーなどを精力的に訪問。そして、その間、Windows Server 2003のサポート終了、Windows 10の提供開始という大きなイベントも発生した。
「あっという間の1カ月間だった」と、平野社長は振り返る。
だが、Windows 10の提供開始は、これらの出来事のなかでも特筆できるものだったようだ。
「社長就任後、わずか1カ月で、Windows 10という、マイクロソフトにとってフラッグシップとなる製品のローンチに立ち会うことができ、とてもうれしく感じている」と平野社長。「Windows 10 Fan Celebration Eventのステージに立って感じたのは、ファンの方々の熱さ。これにはびっくりした。ファンの盛り上がりがとてもうれしかった」と続ける。
もともとエンタープライズ事業の経験が長い平野社長。「普段は、法人ユーザーを訪問することが多く、ネクタイとスーツの方々と話をすることがほとんど」というように、こうしたコンシューマイベントへの参加はあまり経験がない。だがステージでのパフォーマンスは、結構慣れた雰囲気をみせていた。「まだダウンロードをしていない人はすぐにダウンロードしてもらい、ダウンロードした人はぜひ友達に予約するように勧めてほしい」との呼びかけに、会場からは「はーい」という返事。「皆さん、お行儀がいい」と返すなど、参加者と対話をしながらのステージとなった。

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