名称の制限は多い(そのうえ神話由来の名前もかなりすでに使われている)けど、がんばって考えよう
イトカワ続け、「はやぶさ2」が目指す小惑星の名前を募集
2015年07月22日 15時26分更新
国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)は7月22日、「はやぶさ2」が目指す小惑星「1999 JU3」の名称(名前)案を募集開始した。
はやぶさ2は2014年12月3日に種子島宇宙センターから打ち上げられ、地球近傍小惑星で1999JU3に向かっている。先代となる「はやぶさ」が探査したイトカワ(1998 SF36)のような名称を公募するというもの。
名称の規約としては、英語(アルファベット)で16文字以内、戦争や政治に関する人や出来事はNG(人名ならば死後100年を経過)、攻撃的なものや人を不快にさせるようなものは避ける、すでにある小惑星・惑星と似た名称は避ける、コマーシャルや宣伝となるような名称やペットの名称は認められない、といった制限がある。
慣例として、地球軌道に接近する小惑星の場合は神話由来の名称を付けるが、神話由来以外の名称が認められることもあるため、今回は神話由来かそうでないかを選んで応募できるようになっている(ただし天地創造や死後の世界に関する単語は避ける)。JAXAでは、すでに天体に使われている名称を調べることができるように、応募ページのQ&AからIAU(小天体命名委員会)の名称一覧へのリンクも用意している。
応募はひとりで何通でも応募可能、インターネットでの応募フォームおよびハガキで応募、またはJAXA相模原キャンパスの特別公開(2015年7月24日/25日)で記入できる。応募された名称は、1999JU3の発見者である米LINEARチームによって先行、IAUに提案、審査される。