紙飛行機は数種類から選べる
PowerUp 3.0の構造的な概要が理解できたら早速、初飛行のために充電をしてみよう。付属のmicroUSBケーブルを機首部分のmicroUSBポートに挿入し、Smart moduleのオン/オフスイッチを「オン」にする。
Smart moduleへの充電は、PCのUSBポートやUSB/ACアダプターなどとケーブル接続することで行なえる。筆者はアウトドアで飛ばすことを前提として、USBモバイル充電器を使用して充電した。
約20分ほどして、Smart module内部のインジケーターライトが速く点滅し出すと、ほぼ充電は完了だ。充電が完了し、Smart moduleサイドの準備が整ったら、次は機体である紙飛行機部分の制作だ。
パッケージ内部には数種類の形状の紙飛行機を作る事のできる専用用紙が入っている。まずはユーザーガイドにもその折り方が掲載されている有名な「Nalamura Airplane」を制作してみよう。
ユーザーガイドの指示通りNakamura Airplaneができ上がったら、Smart moduleの機首部分の裏側にあるフックで、紙飛行機の先端部分を挟み込み、Smart moduleを紙飛行機に固定すれば機体は完成だ。
スマホアプリを導入! SNSでフライト情報の共有も可能
スマホでPowerUp 3.0をコントロールするための同名アプリである「PowerUp 3.0」は、iOS用とAndroid用の両方が用意されている。それぞれのアプリサイトよりダウンロードして導入する。
操縦の基本はスライド式のスロットルの上下とスマホ本体を左右に傾けてラダー(方向舵)を制御することで行なう。
iPhoneでスロットルとラダーのテストをやってみたのが上の動画。スロットルの細かなスライドの動きに応じてプロペラの回転が微妙に変化する。一方、ラダーはスマホの左右の傾きで操作するが、右いっぱい、左いっぱいが基本で中立で止めることはなかなか難しい。
iPhone版の出来は極めてよく、スロットルの細かな制御も指先で可能で極めて気持ちいい操縦感覚だった。マニアックなところでは雰囲気満点の航空無線のやり取りををバックグラウンドに操縦することも可能だ。
直接フライトとは関係ないが、FacebookなどのSNSを利用して、フライトの状況などを仲間で共有できる機能も備わっている。
筆者が購入したキットには、ダビンチのデザインしたようなクラシカルな飛行機や、スペースシャトル、スティルス、複葉機など4種類の飛行機の本体が印刷された用紙が10枚以上入っていた。
今回はあいにく梅雨の季節で、雨や風にたたられ屋外での飛行テストは数多くできなかったものの、筆者はその内の何機かを作ってみた。それぞれの機体デザインによって飛行の癖があるようで、それはそれで楽しいものだ。 。
駆動機構つきの紙飛行機とはいえ、少しの風でも飛行にはけっこう影響されるので、チャンスがあれば自然環境の影響を受けにくい体育館などの広い屋内施設で飛ばしてみたいものだ。
今回の衝動買い
アイテム: PowerUp 3.0
価格:誠品書店 信義店にて約1万2000円で購入
T教授
日本IBMから某国立大芸術学部教授になるも、1年で迷走開始。今はプロのマルチ・パートタイマーで、衝動買いの達人。
T教授も関わるhttp://www.facebook.com/KOROBOCLで文具活用による「他力創発」を実験中。

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