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世界初、一般向け「動いている人物」の顔認識

あえてクラウドじゃない顔認証カメラ「Welcome」

2015年06月26日 09時00分更新

文● 飯島恵里子/ASCII.jp

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Netatmo COO、マテュー・ブロードウェイ氏

 スマートデバイスを応用した家電を開発している仏・Netatmo(ネタトモ)は、顔認識技術を搭載したスマートホームカメラ「Welcome(ウエルカム)」の製品発表会を6月25日に実施した。6月26日より発売を開始する。

Welcomeは定点観測用の従来のウェブカメラとは異なり、内蔵カメラがとらえた人物の顔を認識し、事前に登録済みであれば名前を結びつけユーザーのスマートフォンに通知する、ネットワークカメラだ
Netatmoのプロダクトマネージメントチームを率いるロマン・パオリ氏とWelcome。パオリ氏と比較してわかる通り、本体サイズは小さい

世界初、一般向け「動いている人物」の顔認識

カメラがとらえる画角内に人物がいれば、立ち止まる必要がなく顔を認識するという。上記画像の右に、Welcomeが置いてある

 Welcomeは、内蔵カメラがとらえた人物の顔を認識し、事前に登録済みであれば名前を結びつけユーザーのスマートフォンに通知する、ネットワークカメラだ。主に玄関などに置くことで、子どもの帰宅・在宅や、遠距離地の年配の家族の動向などを知ることができる、家庭内のセキュリティー製品である。

 GoogleやFacebookの「画像顔認識」は静止画に対しての顔認識だが、カメラの前で立ち止まり静止した人物ではなく、カメラを意識することなく動いている人物に対し顔認識する点が「世界初」とうたう。

玄関の前に設置すれば、外退出を確認できる

 カメラ付きインターホン(ドアホン)と異なり、住宅工事は不要。コンセントから電源を取り、アプリをダウンロードしスマホと連携すればすぐに使えるため、必要としている家庭にとって導入しやすいという利点がある。

事前に顔を登録していない人物をカメラがとらえた場合、「知らない顔」として通知をする

 認識する人数、通知を受け取るためのスマホの台数は、ともに無制限。使い方としては、玄関に置くことで自宅や遠方の家族、合鍵をもつベビーシッターなどの出入りをスマホに通知することで、確認できる。また、事前に顔を登録していない人物をカメラがとらえた場合、「知らない顔」として通知をする。

 カメラが動きを感知した場合や人物を認識した場合に通知し、スマホのアプリ上でタイムラインとして表示される。カメラは動きに反応して録画を開始するので、気になる通知や表示に関しては、フルHD(1080p)の動画を見ることができる。

プライバシーやセキュリティーにも配慮

 カメラは暗視にも対応し、左右(水平)画角110度、上下(垂直)画角60度の対角画角にして130度の広角撮影が可能。とらえ方によっては文字通り「四六時中の監視」も可能なわけだが、顔を登録した人物ごとに、録画や通知のオン/オフ設定を変更することができるため、「思春期の子どもも理解してくれるのでは」という。

 プライバシーや情報漏洩に配慮し、撮影した動画や顔の認識データは、クラウドではなくWelcome本体のSDカードに保存される。リアルタイム視聴や各撮影データのスクリーンショットはアプリ経由のクラウドを利用する。

 万が一、SDメモリーカードが盗難にあってもSDメモリーカードから情報を読み取ることは不可能で、SDメモリーカード・Welcome本体・スマホアプリ利用時に登録したIDの3つが揃ってはじめて視聴可能という。


Welcomeドア・タグ

 2015年9月には、Welcomeの周辺機器として加速度センサーを内蔵した「Welcomeドア・タグ」の発売を予定している。ドアや窓、郵便受けや高額な絵画等に取り付けることで、動きを検知した場合にスマホに通知する。通信範囲はWelcomeからおよそ100mで、ドアのノックとこじ開ける動きの違いを認識するという。

 Welcomeの主な仕様は、直径45×高さ155mm。IEEE 802.11 b/g/n、iOS 8以上、Android 4.3以上に対応。価格は2万9800円。

Apple Watchにも対応している

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