3路線1画面で眺めると、妄想鉄道旅行がはかどりすぎる!
パンダちゃんとドロイドさんに合わせて、最後に私、杉山の感想というか解説でシメとしたい。
「複数表示機能に使い慣れたら、もう紙には戻りたくないな、という気持ちになりました。パンダちゃんが、金沢を出発して、軽井沢で途中下車して、東京に帰る、という話をしてましたね。和倉温泉駅−金沢駅、金沢駅−軽井沢駅、軽井沢駅−東京駅、というように、3区間まで1画面に分割表示できます。それぞれの時刻表を左右にスライドすれば、縦軸で最適な乗り継ぎ列車を組み合わせられる。紙の時刻表のように、あっちを見たりこっちを見たりがない」
「それと、列車の絞り込み表示がかゆいところに手が届く感じです。会社の出張で調べる場合は特急列車のみ表示すればわかりやすい。例えば、青春きっぷで格安旅を目指す場合、普通列車だけを表示できます。どうしても乗り継げないときは別料金で特急に乗ったりして、鉄道ファンはそれをワープって言ったりしますけど、基本は普通列車ですから。快適でうらやましい特急列車は表示しないほうが精神衛生上もよろしいわけ」
「もうひとつ、時刻表がデジタルになったらできるだろう、と思っていた機能が実装されていました。駅の時刻ソート機能です。時刻表って基本的に始発駅の発車時刻を基準に列車が並びますよね。
だけど、長い路線で特急や急行が走ると、追い越しがあるので、下の欄の途中の駅では時刻通りに並ばなくなっちゃう。
例えば東海道新幹線の場合、東京駅発車基準で並ぶけど、名古屋や京都、大阪あたりは入れ替わります。のぞみで名古屋に着いて、こだまで米原に行こうとしたら、時系列としては左側の列車を見ればいいんですが、右側にも乗り継げる列車がある。
そんなときは名古屋で並べ替えればいいんです。ドロイドさんが京都から東京に戻るときも、きっとこの機能が便利なはず」
時刻表ヲタ杉山はココに注目!
- 3路線までの時刻表を1画面に表示、乗り継ぎ列車の時間帯を検討できる
- 列車の種別ごとに絞り込み表示ができる
- 路線の途中駅の到着/発車時刻を基準に、列車の並べ替えができる
ここまで便利になると、もう紙の時刻表は不要?
「いやいや、そんなことはないですよ。デジタル JR時刻表は、毎月雑誌版の発行日のおよそ2〜3日後に、最新号と同じように時刻表データがアップデート。夏の列車などダイヤ変更の内容が反映されます。また、運行情報に変更があった場合、時刻表画面に通知されるのも、タブレットならではの機能。
実用的にはそれで良いんですけど、私は、自分が旅したときに使った時刻表は手元に保存しておきたい。
時刻表ファンには新幹線開業前と開業後の時刻表を比べたいという人も多い。だから、毎月新しい時刻表を買う代わりにデジタル JR時刻表を契約して、旅に出る月や重要な月は紙の時刻表も買う、という感じになるかなあ」
「あと、これだけ便利な時刻表を触っちゃうと、もっとこうしてほしいという欲も出ちゃいますね。大型時刻表には掲載されている駅弁の情報がないんですよね。東京時刻表のように、近畿圏の私鉄の全列車も網羅してほしい。
私は複数表示機能が気に入っているので、飛行機の時刻表も対応してほしい。2つの路線を羽田空港や関空で乗り継ぐとか、千歳空港や関空で飛行機と特急を乗り継ぐとか、そんな用途にも対応してくれたら良いなと思います。きっとやってくれるだろう、と期待しちゃいますね」
デジタル JR時刻表は、鉄道好き、旅好き、時刻表ファンの期待以上の便利なアプリといえそう。しかも、これからもっと便利になりそうという伸びしろも感じる。これからどんな進化をしていくか、楽しみになってきたぞ。
デジタル JR時刻表
月刊誌JR時刻表とMY LINE 東京時刻表の山手線・東京メトロ全列車など、約2000ページ分の時刻情報を収録したタブレット専用アプリ。
価格はインストール後14日間は無料、その後の利用は30日960円、180日5400円、365日9800円となる。
現在、リリース記念キャンペーン価格として7月31日まで、30日480円、180日2800円、365日4800円で提供中。
対応OSはiOS 7.0以降のiPad、iPad mini、Android 4.2〜4.4
(提供:交通新聞社)