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通信のVPN化でエンタープライズのセキュリティ要件を満たす

NTT Comと米Box提携!セキュアな「Box over VPN」提供へ

2015年06月16日 14時00分更新

文● 大谷イビサ/TECH.ASCII.jp

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6月16日、NTTコミュニケーションズはクラウド型コンテンツ共有サービスを提供する米Boxとの提携を発表。NTTコミュニケーションズのVPNサービスでBoxを利用できる「Box over VPN」を年内に提供し、エンタープライズ企業の高いセキュリティ要件を満たすという。

Boxのパワーを日本のエンタープライズに

 今回のBoxとの提携で提供される「Box over VPN」は、NTTコミュニケーションズの企業向けネットワークサービス「Arcstar Universal One」上で高いセキュリティ・信頼性を誇るBoxを利用できる。通信経路をVPN化することで国内のエンタープライズ企業で要求される厳しいセキュリティ要件を満たすほか、ネットワークからBoxのサービスまで含めたワンストップサポートを24時間365日体制で提供する。

Box over VPNのサービス概要

 サービスは月額2400円/IDの「Business」プラン、社外ユーザーライセンスが無料、無制限のSaaS連携、セキュリティレポート発行などを含む月額4980円/IDの「Enterprise」プランが提供される予定で、年内に開始するという。

 2005年設立のBoxはクラウド型のコンテンツ共有サービスを提供しており、グローバルで約3700万のID、4万7000以上の組織で使われている。科学技術、医療、メディア、公共などFortune500のうち半分以上が導入しており、日本では楽天やDeNA、早稲田大学などがユーザーとして名を連ねている。

米Box共同創業者兼CEOのアーロン・レヴィ氏

 登壇した米Box共同創業者兼CEOのアーロン・レヴィ氏は、既存のエンタープライズは昔ながらのビジネスプロセス、レガシーITの文化、セキュリティの脅威に対応すべく、多くの時間を費やしていると指摘。今後のデジタル・エンタープライズはよりコラボレーティブで、よりフラットな組織、常時つながり、スピーディな社内環境が必要だと説明した。

今後のデジタル・エンタープライズ

 今回のNTTコミュニケーションズとの提携に関しては「クリティカルな情報をもっともセキュアな形で共有し、ビジネスでマネージ、コラボレーションできる。Boxのパワーを日本のエンタープライズのお客様に提供できる今回の協業に大変エキサイトしている」とコメントする。

エンタープライズでのセキュリティ需要を満たす

 提携の概要について説明したNTTコミュニケーションズ 代表取締役 副社長の庄司哲也氏は、受注するたびに銅鑼を鳴らすというBoxのオフィスに訪れた1年半前から技術検証を進めてきたことを披露。今回のサービスについて「NTTコミュニケーションズが日本で唯一の事業者。アジアでも初めての提供になる」とアピールした。さらにBoxについては「ファイル容量が無制限で、使い勝手もよい。高い拡張性を持つ素晴らしいサービス」と評価する。

NTTコミュニケーションズ 代表取締役 副社長 庄司哲也氏

 また、Box over VPNを導入した市場背景について説明したNTTコミュニケーションズ アプリケーション&コンテンツサービス部長 菅原英宗氏は、クラウドサービスの認知度が高まっているにもかかわらず、日本市場ではセキュリティという観点で導入が増えてないという市場動向を披露した。

NTTコミュニケーションズ アプリケーション&コンテンツサービス部長 菅原英宗氏

 Boxは外部からの攻撃対策、アクセスやダウンロード制限、アクセスログ管理などさまざまなセキュリティ機能を持っているが、Box over VPNで医療や公共分野でも高いセキュリティが実現できると説明した。「クリティカルなデータを確保できるBoxのセキュリティをさらに高めて、日本市場をさらに拡大していきたい」と菅原氏は語る。

Box over VPNで鉄壁のセキュリティを提供

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