連絡は定型文メールで簡単に送信
ドコッチ01には通話機能はない。そのかわり、連絡手段として活躍するのが定型文メールだ。
あらかじめよく使いそうな定型文を用意しておけば、ドコッチから定型文を選び、登録したユーザー宛にメールが送れる。ドコッチからスマホに届いたメールはSMSに表示され、スマホからも返事が送れる。
ドコッチ側は“メールをかく”、“へんじする”といったメニューから選んでいくだけなので、文字の読める幼児なら、簡単にメールのやりとりができるのだ。
ドコッチの使い道……実は大人にも便利?
肝心のユーザーである子どもに使い心地を聞いてみたところ、「カッコイイし、メールおくれるからたのしい」と、かなり気に入った様子。
しかし、「やっぱり、お話できる方がいい」と、通話機能がないことについては不満だった。以前キッズ携帯を持たせた際は用もないのにかけまくったこともあり、悩むところではあるが、いざという時はやはり通話機能があると親としても心強い。
また、遊びの際に気になるのが、「ぶつけてすぐ壊してしまうのでは……」ということだが、ガッチリした作りなので、そうそう派手にぶつけない限りは大丈夫そうだ。とはいえ、泥んこ遊びや水遊び、激しい遊びの時は外した方がよい。ベルトは市販のものと交換できるので、消耗品と割り切って使いたい。
1週間ほど使ってみて抱いた感想は、「これは子どもにも良いけれど、年配向けにこそ良いのでは?」いうこと。
筆者の父は外出先で一度熱中症で倒れたことがある。その時は居場所がわからず、家族であわてたものだが、そんな時にこのドコッチがあれば、だいぶ助かっただろう。実は大人向けにも使えるよう、“漢字表示”も搭載。ベルトを変更すれば、大人仕様としても十分使える。
さらに、このドコッチはドコモユーザー以外でも使用できる。価格は以下のとおり。
ドコッチ01 運用プラン | ||||||
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ドコモユーザー | 他キャリアのユーザー | |||||
端末代金 | 567円(※1) | |||||
端末代金 | 302円 | |||||
データ通信料金 | デバイスプラス 540円(※2) |
定額データプラン 128Kバリュー 1625円(※3) |
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イマドコサーチ | 216円(※4) | |||||
合計 | 1625円 | 2710円 |
※事務手数料等のぞく
※1 オンラインショップ 24回払いの場合
※2 「カケホーダイプラン」「データプラン」が代表回線となるシェアグループへり参加が必要
※3 定額データ 128K割適用後
※3 別途、サーチ1回につき5.4円
※編注:料金は2015年6月13日時点の金額になります。常に最新の内容であることを保証するものではありません。
ドコモユーザーであれば、毎月最低842円(端末代金、GPSのイマドコサーチ利用料をのぞく)で運用できるのも魅力だ。パケット定額に入っていないガラケーとの併用にも向いている。スマホは使わないけれどメールぐらいはしたいという人にもおすすめだ。
今年の夏も猛暑と予測されているため、外遊びでの子どもの体調管理には気を付けたいところ。よく動き回る子どもには、携帯やスマホではなく、スマートウォッチこそが最適の端末かもしれない。