ファーウェイ・ジャパン(華為技術日本)は同社も出展する「CEATEC 2014」に合わせて、製品説明会を開催。SIMフリーのAndroidスマートフォン「Ascend Mate7」を発表した。価格はオープン。
SIMフリー端末でも“格安スマホ”ではない!
オクタコア、6型日本製液晶のフラグシップ機
モバイルルーターやキッズケータイ、ドコモから発表された子供向け通信端末「ドコッチ」など、日本のキャリア向け端末でも着実に存在感を増しているファーウェイ。2014年は全世界で8000万台から1億台のスマートフォンの出荷を目指している。
とはいえ、日本での個人向けスマートフォンではやや苦戦。そこでSIMロックフリー端末を積極的に展開している。今回発表された「Ascend Mate7」はSIMロックフリー端末ではありがちな“格安スマホ”のイメージから脱却することを狙いとした、フラグシップ端末となる。
“Mate7”の製品名だが、ディスプレーは6型フルHD(1080×1920ドット)で、ジャパンディスプレイ製を明確にうたった、IPS-NEO技術を採用するLTPS(低温ポリシリコン)液晶を用いている。また、CPUもファーウェイ傘下のHiSilicon製「Kirin 925」を搭載し、4(Cortex-A15 1.8GHz)+4(Cortex-A7 1.3GHz)のオクタコアである。
モバイルインフラ構築が主要事業で、ネットワークに強いファーウェイらしく、LTE Cat.6対応で通信速度は下り最大300Mbps対応。LTE対応周波数は2.1GHz(B1)/1.9GHz(B2)/1.8GHz(B3)/AWS(B4)/850MHz(B5)/2.6GHz(B7)/900MHz(B8)/800MHz(B19、B20)/2.3GHz(B40)、W-CDMAは2.1GHz/1.9GHz/AWS/900MHz/800MHzと、ドコモのネットワークはもちろん、世界の非常に広いエリアで使えるのも大きな魅力と言えるだろう。
それ以外のスペックではメインメモリーは2GB、内蔵ストレージは16GB。バッテリーは4100mAhと非常に大容量。カメラはソニー製1300万画素の裏面照射型センサーを採用。OSはAndroid 4.4。背面には指紋印象センサーも用意されている。
発売は少し先の12月。格安SIMのプロバイダーや家電量販店などで販売される予定だ。
「Ascend Mate7」の主なスペック | |
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メーカー | ファーウェイ |
ディスプレー | 6型IPS-NEO液晶 |
画面解像度 | 1080×1920ドット |
サイズ | 約81×157×7.9mm |
重量 | 約185g |
CPU | HiSilicon Kirin 925 1.8+1.3GHz(オクタコア) |
内蔵メモリー | 2GB |
内蔵ストレージ | 16GB |
外部メモリー | microSD(最大32GB) |
OS | Android 4.4 |
最大通信速度 | 下り最大300Mbps |
LTE対応周波数 | 2.1GHz(B1)/1.9GHz(B2) /1.8GHz(B3)/AWS(B4)/ 850MHz(B5)/2.6GHz(B7)/ 900MHz(B8)/800MHz(B19、B20)/ 2.3GHz(B40) |
無線LAN | IEEE802.11n(2.4/5GHz対応) |
カメラ画素数 | リア:約1300万画素CMOS(裏面照射型)/イン:約500万画素CMOS(裏面照射型) |
バッテリー容量 | 4100mAh(交換不可) |
SIM形状 | microSIM |
カラバリ | オブシディアン・ブラック、 ムーンライト・シルバー |
発売時期 | 12月 |