タニタは6月9日、2つの電流を使用して体組成をチェックする「デュアルタイプ体組成計」を開発し、その第1弾としてインナースキャンデュアル「RD-501」「RD-902」「RD-903」を発表。新製品に関する記者発表会を開催した。
デュアルタイプ体組成計は、細胞全体の情報を取得する高い周波数と、細胞外の情報を取得する低い周波数という2つの電流を使う「デュアル式」計測技術を採用する体組成計。これにより、細胞レベルの変化を反映した高精度な計測を実現するという。
また、筋肉の質を評価する新たな指標「筋質点数」を導入したのも大きな特徴。筋質点数は、筋繊維の大きさや脂肪の線維質などの結合組織の含有量といった筋肉組織の状態を、電気的に評価した点数。筋質点数を計測することで、デュアルタイプ体組成計では体組成の量だけでなく質も可視化し、これまでにない効率的なからだづくりが実践できるとしている。
スマホと連動
また、RD-902とRD-903はBluetooth経由でiPhoneやAndroid端末と連携できる機能を搭載。アプリ「タニタ ヘルスプラネット」「ランニング応援ゲーム」「イケメン育成ダイエット ふとしの部屋」「365日腹筋アプリ SitApp」と連動する。
カラバリは、RD-501がシルバー/レッドの2色、RD-902とRD-903がレッド/ホワイト/シルバーの3色。価格は全機種ともオープン
デュアル式で体組成計では一線を画する製品
発表会では、タニタ 代表取締役社長の谷田 千里氏が登壇。谷田氏は「これまでの製品は量を計測するものでしたが、今回の製品は質を計測する製品となり、今までとは一線を画した製品になったと自負しています。医療現場で培ってきたデュアル式を取り入れた新たな体組成計で、質を把握する習慣を根付かせることで、日本を健康にしていくことに貢献したい」と述べた。
松村 邦洋さんの筋質はほぼ標準!?
また、2010年の「タニタ健康ダイエット大使」を担当したこともある松村 邦洋さんと、タニタカバーモデルの西内 ひろさんも登壇した。
松村さんと西内さんは、前もって新製品で筋質点数を計測しており、松村さんは48点だったとのこと。40代男性の筋質の平均は49点ということを聞いて松村さんは「僕はこの体型で標準なんですか? 意外ですねー。でも意外と筋肉はあるんですよ。誰からも気づかれないですけど」とコメント。
西内さんの筋質は92点で、20代女性の標準は60点から87点とのこと。西内さんは「標準より上なんですね! うれしいです」と喜んでいた。
最後に、松村さんは新製品について「スポーツジムなどで測れるような細かいことが普通の体重計でわかるようになったら、体重が落ちていくのが見られて楽しくてしょうがないのではないでしょうか」と述べた。西内さんは、「質っていうのは初めてのワードだなと思いました。量や質が細かくわかれば、それだけダイエットなどのモチベーションも上がると思います。マラソンやトライアスロン仲間、美を意識するミスユニバース仲間にこの製品を教えたいです」とコメントした。