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世界のヒューレット・パッカードが

日本のために開発した極薄1kgの堅牢ノート「HP EliteBook Folio 1020 G1」

2015年06月09日 11時00分更新

文● 山口優、編集●金子/ASCII.jp

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普段使いには十分なパフォーマンス

Windowsエクスペリエンス インデックスの結果

 「HP EliteBook Folio 1020 G1」はその薄型軽量を実現するため、プロセッサに省電力なインテルCore Mシリーズを採用して冷却ファンを省略している。試用機の場合はCore M-5Y51(1.1GHz/ターボ・ブースト時最大2.6GHz)を搭載していた。モバイル向けのプロセッサということで動作周波数が低めだが、パフォーマンスは十分なのだろうか?

 そこでいくつか、ベンチマークを実行してみることにした。まず、Windows 7が搭載するWindowsエクスペリエンス インデックスを実行してみたところ、次のようになった。

Windowsエクスペリエンス インデックスの結果
プロセッサ6.2
メモリ5.5
グラフィックス5.6
ゲーム用グラフィックス6.2
プライマリハードディスク7.9

 M.2対応のSSDを搭載しているためストレージが非常に高い結果になっているが、プロセッサやグラフィックスも思った以上に健闘している。

 次に、PCMARK 8 HOME ACCELERATED では、下表のようにスコアが2174となった。

PCMARK 8 HOME ACCELERATED 3.0スコア
HOME Score2174
Test duration38min 48s
Web Browsing - JunglePin0.37143s
Web Browsing - Amazonia0.14505s
Writing6.42857s
Casual Gaming11.35fps
Video Chat v2 / Video Chat playback 1 v230.02fps
Video Chat v2 / Video Chat encoding v2145.33333ms
Advanced Photo Editing part 10.42154s

PCMARK 8 HOME ACCELERATEDの結果

 モバイル向けCore iプロセッサを搭載したエントリークラスのノートPCに比べても引けを取らない結果で、Core Mの素性のよさがうかがえる。メールやブラウザなどの日常的に使うアプリには十分すぎる性能だ。

 次に、ストレージの性能を測るため「CrystalDiskMark」でベンチマークをとってみたところ、下図の結果になった。

CrystalDiskMarkの結果。HDDよりかなり高速だ

 ベンチマーク結果を見ると、シーケンシャルリードとライトがHDDに比べるとかなり高速。最近、上級機などに搭載が進んでいるPCI Express x4接続のSSDなどにはかなわないものの、普段使いには十分すぎるほどのスピードだ。

 このほか、ゲーム系のベンチマークも試してみた。まず、ドラゴンクエストX ベンチマークソフトでは次の結果になった。

ドラゴンクエストX ベンチマークソフト(ウィンドウモード)
グラフィック設定解像度スコア評価
低品質1280×7203455普通
標準品質1280×7202793やや重い
最高品質1280×7202101やや重い
低品質1920×10801747重い
標準品質1920×10801355重い
最高品質1920×10801037重い

ドラゴンクエストX ベンチマークソフトの結果

 次に、FINAL FANTASY XIV: A Realm Reborn ベンチマーク キャラクター編も試してみた。

FINAL FANTASY XIV: A Realm Reborn ベンチマーク キャラクター編(ウィンドウモード)
解像度品質スコア評価
1280×720標準品質(ノートPC)1518設定変更を推奨
1280×720高品質(ノートPC)1019設定変更が必要
1280×720最高品質775動作困難

FINAL FANTASY XIV: A Realm Reborn ベンチマーク キャラクター編の結果

 結果を見ると、やはり高性能グラフィックスが要求されるゲームは厳しい印象。ただ、QHD(2560×1440ドット)という解像度であるにもかかわらず、一般的なアプリを使用していて描画のもたつきなどを感じることはなかった。普段使いには十分な性能を持っているとはいえそうだ。

(次ページ、「9時間近く持つ内蔵バッテリー」に続く)

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