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カナデジ〜吉井香奈恵とデジタルカメラ〜 第7回

9nine吉井香奈恵が歩く、吉祥寺とモノクロの世界

2015年06月07日 10時00分更新

文● 松野/ASCII.jp 写真●鎌田拳太郎

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これであなたも撮影上手! デジカメ基礎知識

ソニー「α77 II」。撮影ではレンズに「DT 18-250mm F3.5-6.3」(35mm判換算で27-380mm相当)を装着しています

 今回登場したカメラは、ソニーの「α77 II」です。同社一眼レフ上位モデル「α77」の後継機種で、新たに採用した2430万画素のAPS-C CMOSセンサーは、センサー手前にレンズを配置し集光力を高める「ギャップレスオンチップレンズ」構造を採用しています。

 画像処理エンジンは最新の「BIONS X」を採用。ISO感度はISO 25600まで設定可能で(従来機はISO 16000まで)、回折低減処理やエリアごとのノイズリダクション処理といった機能を新たに搭載します。連写速度は12コマ/秒と従来モデルと変わらないものの、最大撮影可能枚数が60コマまでと向上(従来機は18コマまで)。従来機は19点だったAF測距点が79点と大幅に増加し、うち中央の15点はクロスタイプとなっています。被写体を複数(8点)の測距点でとらえる「拡張フレキシブルスポット」を新たに搭載し、被写体が一時的にフォーカスポイントから外れても、きっちり捉えつづけることが可能です。

 そのほか、瞳を検出してピントを合わせる「瞳AF」や、一定の範囲内にピント位置を制限する「AFレンジコントロール」、AF追従性の設定(5段階)などの機能が新たに加わっています。

今回のキーワード

・モノクロ写真

Photo by Yoshii Kanae

 1色のみを使って描画した白黒の写真がモノクロ(モノクローム)写真です。人間がふだんカラーで見ている景色とは異なり、光と色の濃度・明暗だけで構成され、見た目にどことなく雰囲気が出る、被写体のコントラストを強調できるなどの効果があります。

 撮影の際は、コントラストを意識した画作りはもちろん、露出補正の効果的な使い方がポイントになってきます。マイナスに露出補正をかけるほど引き締まった画に、プラスにかけるほどやさしい画になりやすいので、意図に合わせて上手く使ってみましょう。

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