このページの本文へ

前へ 1 2 3 次へ

業界人の《ことば》から 第145回

シャープな目のつけどころは復活するのか

2015年05月26日 09時00分更新

文● 大河原克行、編集●ASCII.jp

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

今回のことば

「シャープには、シャープな目のつけどころがある。新たな中期経営計画により、復活に向けた再スタートを切りたい」(シャープ・高橋興三社長)

 シャープは、2017年度を最終年度とする新たな中期経営計画を策定。そのなかで、大規模な構造改革に取り組む姿勢を明らかにした。

 2015年度上期中に、国内で3500人規模の希望退職を実施するほか、年度末までにグローバルで約10%の人員を削減。また、大阪・西田辺の本社建物および土地の売却に加え、緊急人件費対策として、役員だけでなく、従業員の給与削減および賞与カットを実施する。

大阪のシャープ本社

 また、総額2250億円の優先株を発行。みずほ銀行と三菱東京UFJ銀行から、それぞれ1000億円ずつ、ジャパン・インダストリアル・ソリューションズから250億円の優先株出資を得る。これらで得た資金は、借入金の返済のほか、液晶、健康・環境、ビジネスソリューション事業の成長投資に充当する予定だという。

03.jpg

中期経営計画の基本戦略

 そして、1218億円の資本金を、5億円まで減資する。減資の理由は、「今後の機動的な資本政策に備えるため」とし、累損の穴埋めに当てる考えだ。一部報道では、1億円にまで減資し、税法上、中小企業として扱われることで、税負担の軽減を狙うといったことも検討していたようだが、社外からの反発を考慮して、これは断念した模様だ。

 いずれにしろ、こうした取り組みからは、なりふり構わない姿勢が伝わってくる。

前へ 1 2 3 次へ

カテゴリートップへ

この連載の記事
最新記事
最新記事

アスキー・ビジネスセレクション

ASCII.jp ビジネスヘッドライン

ピックアップ